マックロス ハウスは、貴族階級が暮らした美しい邸宅を見学して、広大な庭園を散策し、伝統的な農場文化について知ることができる場所。広い敷地をめぐれば、アイルランドの歴史をさまざまな角度から見つめることができます。
一族がこの地所に何世代にもわたって住み続けているハーバート夫妻の依頼により、スコットランドの建築家ウィリアム バーンが設計を手掛けました。1843 年に完成したこの邸宅は、当時の地主階級の日常生活を鮮やかに伝えています。高価な美術品で飾られた優美な家族用住居と、階下の質素な調度だけの使用人用宿舎が対照的です。近くの工房では、機織り、陶芸、製本などの伝統工芸の職人に出会えます。マックロスのラベルが付いた品物も購入できます。
マックロス ハウスの庭園を散策しましょう。春にはさまざまな種類のツツジが咲き乱れます。優美な装飾を施したサンケン ガーデン、天然の石灰岩から彫り出したロック ガーデン、季節によって色を変えるストリーム ガーデンが目を楽しませてくれます。
マックロス ハウスでは、敷地内の伝統的な農場もぜひ訪れたい場所。今でも電気が発明される前の方法で営まれています。大中小と 3 つの農場には、伝統的な家具を設えた農家があります。また、労働者用の小屋、大工の工房、鍛冶屋の工房もあります。
子供連れなら、農場のかわいい動物と触れ合えるエリアや、乗り物やブランコで遊べるウッドランド プレイ エリアがおすすめ。1910 年頃に建てられた校舎もあるので、100 年前の子供たちが実際に授業を受けていた様子を思い浮かべてみましょう。食事はガーデン レストランで。丹精された生垣と花壇を眺めながら料理を楽しめます。こうした施設が一体となって、19 世紀から 20 世紀初期のアイルランドの生活文化をいきいきと伝える野外博物館の役割を果たしています。
マックロス ハウスはキラーニー国立公園内のマックロス湖の近くにあり、キラーニー新しいウィンドウで開くからは 6 km の距離です。邸宅と庭園の施設は、クリスマス シーズンを除いて毎日営業しています。マックロス ハウスを見学するには、ガイド付きツアーに参加する必要があります。庭園は入場無料ですが、マックロス ハウスと農場は入場料がかかります。農場は 3 月から 10 月まで営業。営業時間の詳細は公式ウェブサイトで事前に確認してください。