一日船長になったり、商船や軍艦の模型を鑑賞したり、冒険に満ちた航海をつづった船乗りの記録を読んだり、イェーテボリが港を中心に都市を形成した過程を学んだり、昔の船の残骸を見学したりすることができます。海洋博物館を見て回った後は、水族館に行って海の生き物を間近で観察しましょう。
1913 年に開館したフレフォーチミュズィエット アクヴォーリエット (海洋博物館と水族館) はそれ以来、イェーテボリにとって重要な海事の歴史を紹介してきました。イェーテボリが臨海都市として発展した過程をたどる常設展示では、東インド会社による貿易や、スウェディッシュ アメリカン ライン社の船舶による移住の歴史がわかります。併設の水族館は、熱帯性の生き物以外を世界で最も早く展示した水族館のひとつです。
イェーテボリについての知識を深めたところで、博物館の操船シミュレータに挑戦して、船を港まで操船する体験をしてみましょう。船乗りの日記や昔の船の名残が展示された大きなメモリアル ホールでは、7 つの海を航海する人生について知ることができます。沈没した「イェーテボリ」号から引き揚げられた貴重な磁器製品などが展示されています。船首像のコレクションもあります。人や神話に出てくる生き物をかたどって作られたものです。巨大なイースト インディアマン フィンランド号の縮尺模型も見逃せません。
T/S Supertube コーナーでは、子どもたちがコンテナを船に積み込む体験をしたり、海事に関するフィルムを鑑賞したりすることができます。小さな子ども向けには、船に潜り込んで遊ぶ体験をイメージした遊戯室、クネテガットが設けられています。水族館も子どもに大人気です。ウナギ、オオカミウオ、タラ、ロブスターなど北海に生息する種を展示しています。
この複合施設はイェーテボリ中心街の南西に位置する「旧造船所公園」の中にあります。トラムならスティグバリストーリアトと呼ばれる停留所があります。車の場合はフィスカームネンかその近くの通りにある有料駐車スペースを利用します。目印はランドマークである船乗りの塔です。上部に死を悼む女性のブロンズ像が飾られています。193 段の階段を上るか、エレベーターを利用すると、この第 1 次世界大戦のモニュメントの頂上に立つことができます。
海洋博物館と併設のカフェ、ショップは月曜日と祝日を除く毎日オープンしています。夕方には閉館しますが、水曜日は夜の早い時間まで開館しています。25 歳以上は入館料が必要です。チケットは隣接する船乗りの塔への入場料を含み、また一年間有効です。博物館や水族館のガイドツアーに参加する場合は予約が必要です。