海に沿って走る遊歩道に、ヤシの並木が木陰を落とす、歴史の街ラルナカは、いくつもの王朝が栄枯盛衰を繰り返し、遺跡が多いこと、海の景色が見事なことで知られる海岸の街です。
この地域の目玉、ラルナカ塩湖で、多数のフラミンゴで桃色に彩られる広大な湖を見てみませんか。夏はその水が干上がってできる月面さながらの光景を目の当たりにしてみませんか。湖の側にあるハーラー スルタン テッケは、あらゆる宗教の信者を歓迎する複合宗教施設です。この修道場を見学し、イスラム教とともに歩んだこの地の歴史をひもといてみませんか。
街の西側には、何世紀もの間、泉や河川から水を引き、この街を潤してきたオスマン帝国技術の精華、ラルナカ水道橋があり、その巨大なアーチと列柱が数マイルにわたって延びています。
この街の歴史的中心街を訪れ、ラルナカ城塞など、古代文明の粋を見て回りましょう。併設博物館を見学すると、この城塞が処刑場だったころのことがわかります。隣のラザロ教会は 9 世紀の宗教施設で、ここの墓に聖書の登場人物が葬られたとの言い伝えがあります。
歴史ある市街中枢部には、にぎやかなヨーロッパ スクエアがあり、周辺のひなびた路地には多数のレストランが軒を連ねています。おいしい郷土料理を堪能するにはここのレストランの食事が最適です。ラム肉や豆類、地中海直送の新鮮なシーフードを存分に味わってみてください。
ラルナカ屈指の人気を誇るフィニクデス ビーチの砂浜を気の向くままに歩いてみましょう。ビーチの北端まで行くと、ラルナカ マリーナがあり、難破船の周りでダイビングを楽しめます。
街の入り口、ラルナカ国際空港は市街から 6.4 km (4 マイル) ほど南にあり、や塩湖と複合宗教施設となったモスクはその隣に当たります。市街まではタクシーかシャトル バスで 15 分足らず。ラルナカ旧市街は徒歩でも見て回れますが、充実したバス路線網を利用することもできます。
ラルナカは国内最古の都市を自称しており、6,000 年分に及ぶ魅惑の物語が訪ねる者を待っています。夏はからりと晴れて高気温、冬は穏やかな気候の街で住民が話す言葉はギリシャ語ですが、多くの場所で英語も通じます。