ヨハネスブルグ美術館は、100 年以上に渡って美術愛好家に親しまれてきました。1910 年の設立以来収蔵数を増やし、今では 9,000 点を超える作品を擁します。15 世紀から現代までの国内外の芸術作品を見て回りましょう。
この美術館では 15 の展示室と彫刻庭園に作品が展示されていますが、それでも膨大なコレクションの一部にすぎません。クロード モネ、ヘンリー ムーア、パブロ ピカソなどのヨーロッパの名の通った芸術家の絵画作品を鑑賞しましょう。また、フランスの彫刻家オーギュスト ロダンや、ラファエル前派の創設者の一人、ダンテ ガブリエル ロセッティの作品も見応えがあります。
次は南アフリカ芸術の展示へ。南アフリカの黒人芸術の先駆者ジェラルド セコトや彫刻家シドニー クマロ、画家のアレクシス プレラーやモード サムナーの作品が見られます。その他、伝統的なアフリカ工芸の展示も。部族に伝わるアクセサリーや陶器類、粘土や青銅などの材料から作られたオブジェなどが一例です。15 世紀の印刷物のコレクションや、美術館の最初の支援者の 1 人であるフローレンス フィリップス夫人のレース コレクションも一見の価値あり。
常設展の他、多数の企画展も開かれています。たとえば過去には、Usha Seejarim というアーティストの日々の暮らしや生活にまつわるものにスポットライトを当てた、「ヴィーナス アット ホーム」という展示がありました。
ヨハネスブルグ美術館があるのは市街地エリア。ジュベール公園の南側にあります。美術館前で停まる路線バスや電車といった公共交通機関が利用できます。市の中央駅からは徒歩 10 分。車でアクセスする場合は、駅にメーター式の駐車場があります。
美術館は、火曜日から日曜日まで開館しており、入館料は無料です。要望に応じてガイド付きのツアーもあります。
アートな体験を楽しんだ後は、ジュベール公園でちょっと一息つきましょう。この公園では、装飾の美しい噴水を見て楽しんだり、巨大なチェス盤でチェスをしたり、芝生の上でのんびりしたりすることができます。