ズウォテ タラスィ ショッピング センターには、ワードローブや自宅のリビングやキッチンに流行最先端のアイテムを取り入れたい人々が毎月 100 万人も訪れています。ヨーロッパの現代的なショッピング モールならどこにでもある高級ブティックから、有名なポーランドのブランド、チェーン系ショップに家電量販店まで、あらゆるお店が並んでいます。
2007 年に総工費 2 億ユーロ以上をかけて開業したズウォテ タラスィの設計は、国際的建築事務所のジャーディ パートナーシップ社が手掛けました。ジャーディ社が目指したのは、今も戦争の被害から復興しきれずにいるワルシャワの中心部を再活性することでした。市民から愛されている公園をヒントに、このモールを現代の公共の場としてとらえ、中央の広場と数多くのテラスを設置しました。
ショッピング センターに近付くと、ガラスの天井が目を引きます。森の木々が天蓋のように空を覆うように、きらきらと輝くうねるガラスが重厚な周辺の景観とコントラストを描いています。この有名なガラスのドームは、雪が降り積もらないようにし、日光を通すようにするためのデザインです。この不思議な形のおかげでズウォテ タラスィは「バブル モール」の愛称で親しまれています。
ショッピング センターの中を歩き回ると、モダンな曲線や曲面を中心にデザインされた人を惹きつける建物であることがわかります。センター内のあちこちにあるコーヒー ショップで温かい飲み物を飲んだり、ブティックをのぞいたり。ここではデザイナー ファッションや靴から電化製品やジュエリーまで、あらゆるものが売られています。
最上階へ上がって現代的なフード コートで食事をしたり、地下のスーパーでおやつを買ったり。5 つの階のあちこちに 20 軒以上のレストランやバーが あり、センター内にシネコン形式の映画館もあります。
ズウォテ タラスィへ行くには、車で地下駐車場を利用するか、歩行者専用歩道とトンネルを利用します。この歩道は市の中心部からワルシャワ中央駅まで続いているので、ショッピング モールの中も簡単に歩いて通り抜けることができます。このショッピング モールの近隣には象徴的な文化科学宮殿があります。アメリカのアールデコ様式の高層建築にヒントを得た、スターリン様式の巨大な建造物です。