慈湖と慈湖陵寝は、20 世紀台湾の政治と軍の指導者、蒋介石が葬られている場所です。広大な敷地には、大きな湖、100 を超える蒋介石の像が建つ公園など、複数の施設があります。辺りを散策し、蒋介石の遺体が収められた黒い大理石の棺をお参りしましょう。
蒋介石は、中国国民党の主席を 50 年近い間、務めました。1949 年に中国共産党支配が始まると台湾へ逃れ、1975 年に没するまでの間、政府指導者として中華民国を治めました。蒋介石は、母国である中国の土に返ることを希望していたため、ここにあるのは仮の墓とされています。
まずはインフォメーション センターで、この歴史的人物の写真の数々をご覧ください。慈湖紀念雕塑公園を散策し、数ある像をそれぞれ鑑賞しましょう。様々なポーズによる紹介石の像。胸像もあれば立像もあります。大きなブロンズの坐像を探してください。公園内で最大規模のこの像は、以前は高雄市文化センターの所蔵品でした。湖に行けば、白鳥や黒鳥を何羽も見ることができます。
お墓の前で毎時行われる、衛兵交代式はお見逃しなく。蒋介石の墓がある、慈湖陵寝の建物内に入りましょう。年間、約 100 万人が蒋介石に敬意を表するために訪れる場所です。現在、慈湖陵寝となっている建物は、生前の蒋介石がしばしば家族とともに過ごした別荘です。中庭やベランダに出て、吉祥文様や長寿のシンボルの装飾をご覧ください。
お出かけ前にインターネットで、慈湖 / 慈湖陵寝の後方にある後慈湖への入場申込みをしておくことをお勧めします。蒋介石が大陸支配の回復計画を練った指令センターが、かつて置かれていた場所です。詳細は、桃園県政府の Web サイトでご覧ください。
慈湖と慈湖陵寝は、毎日、朝早くから午後の遅い時刻まで開いています。桃園氏からバスを利用するか、車でお出かけください。現地には駐車場があります。