山頂からソウルの大パノラマを楽しむことができる国立公園。山頂までトレイルが続いています。
北漢山 (プッカンサン) 国立公園はソウルで唯一の国立公園。山の頂点が 3 つあることから、三角山 (サムガクサン) とも呼ばれています。美しい谷や小川もあり、毎年、何百万人という人が、のどかな風景を求めてやってきます。国立公園の面積あたりの訪問者数でギネスブック世界記録に載るこの国立公園。なぜそんなに人気なのかは一度足を踏み入ればすぐに分かります。
北漢山国立公園のトレイルを歩きながら、動物たちの痕跡を探しましょう。1,300 種以上の動物と植物がこの地域に生息しています。それだけではありません。自然の魅力以外に、歴史スポットもあります。国立公園内に 100 軒以上の寺院や僧院が点在しているので巡ってみましょう。まずは東の碑峰 (ビボン) へ。僧伽寺 (スンガサ) の近くに、岩の表面に掘られた大きな仏像があります。次は文殊寺 (ムンスサ) を見に文殊峰 (ムンスボン) へ。文殊寺は、文殊ゴル (ムンスゴル) 洞窟の天井からしたたる天然水で有名です。
人気のハイキングコースを歩いていくと、朝鮮時代の遺跡である北漢山城にたどり着きます。城壁に沿ってハイキングコースがあり、国立公園最高峰の白雲台 (ペグンデ) へと続いています。ぜひカメラを持参しましょう。白雲台から見るソウルの景色は地域随一と言われています。道は上り坂ですが、一気に登れば頂上まで 2 時間少しで到着します。景色を見たりして休憩を多くとりながら登るのもおすすめです。
北漢山国立公園は入場無料。季節によって、違う顔を見せます。春から夏は花が咲き、生命に満ちあふれます。秋になると赤と黄色に染まり、冬が訪れると頂が雪で覆われドラマチックな雰囲気に一変します。