異国情緒たっぷりの植物ときれいに造園された芝生に囲まれるクリチバ植物園で、ゆっくりと穏やかな時間をお過ごしください。23.8 ヘクタール (59 エーカー) もの広大な苑地には、噴水、湖、彫塑、ドーム屋根を持つ大規模温室な どの見どころが揃っています。
フランス風庭園の影響を受けて幾何学的に成形された花壇の間を足の向くままに、アール ヌーボー調の温室へと歩いていきましょう。鋼鉄とガラスを主建材とする温室の建物には、園内でも突出した魅力があり、熱帯、亜熱帯地方の植物が育てられています。
温室展示をひとしきり見学し終わったら、屋外に出て庭園の残りの部分も見学していきましょう。園内では、ラン、アナナス、コショウボクを含む多種多数の植物が生育中です。温室の裏手にあるフランス・クライスバーグ展示スペースは、だ円形のトンネル型展示で、ポーランド生まれのブラジル人画家兼彫塑作家クライスバーグの 100 点を超える彫塑作品を紹介しています。
木陰に腰を下ろし、園内を見回して、野生生物の姿を探してみましょう。たとえば、アルマジロ、オポッサム、カエル、ハト、赤みを帯びた腹をしたツグミが見つかります。五感の庭園では、目隠しを付け、手すりに従って歩を進めながら、花々の圧倒的な香りを吸い込むことに意識を集中します。
ブラジル土着の植物種について詳細を知るには、小さな植物博物館に向かいましょう。湖に架かった木橋を渡った先にあります。途中、しばし足を止め、湖に生息するコイ、カメ、トンボなどの種に注目しましょう。
クリチバの植物園は、毎日朝早くから夕方まで開園しています。入園は無料。施設内には、トイレと軽食堂があります。植物園は、ダウンタウンから 5 ㎞ (3 マイル) 足らずの距離。タクシー、レンタカー、バスでアクセス可能です。市内の観光バス路線は、主要観光名所のほとんどを通っており、この植物園にも止まります。クリチバの自転車道路も庭園脇を通ります。お車でお越しの場合は、無料駐車場を利用できます。
