バンドンは五感すべてが真に満たされる場所です。スンダ族の工芸品専門のギャラリーをはじめ、インドネシアの優れた美術館を鑑賞し、屋台やレストランのスパイスのきいた珍しい料理を食べたり、華やかなマーケットで地元特産品を買ったりしましょう。冷たくておいしい空気を味わいながら近くの山をハイキングして、天然温泉で癒しの時間を満喫したら、街に戻ってバーやクラブでにぎやかな夜をお過ごしください。
バンドンは人口およそ 800 万人を抱えるインドネシアで 3 番目に大きな都市です。標高 750 m (2500 フィート) に位置するため、他の多くのジャワの町と比べると涼しいのが特徴です。この気候をとても気に入ったからか、オランダ人はバンドンに数多くの植民地時代の建築物を残していきました。中でも、美しい噴水と庭園を有するヴィラ イソラ (ブミ シリワンギ) と第 1 回アジアアフリカ会議の会場となったゲドゥン ムルデカには必ず訪れてください。
バンドンはジャワの文化の中心地として知られており、街中に多数あるカフェやバー、レストランでは学生や芸術家、知識人が集まっている様子がよく見られます。また、地元の人に愛されている郷土料理は絶品です。街を歩いていると、必ずレストランや屋台から食欲をそそられるおいしそうな香りが漂ってきます。絶対においしい料理が食べたければ、種類豊富なレストランがひしめくブラングラン通りに向かいましょう。バーゲン品が買いたければ、チハンペラス通りがおすすめです。ジーンズ ストリートとも呼ばれるこの通りには、幅広い種類のアウトレットのお店が並んでいます。
バンドンは、周辺の山脈や火山にのぼりたい人にとってぴったりの拠点でもあります。山の中腹に位置するリゾートのレンバンまで日帰り旅行をし、帰りにサリアテル温泉で一休みしましょう。タンクバンプラフ火山までの 2 時間のハイキングもおすすめです。
移動の際、地元の人は "アンコット" と呼ばれるミニバスを利用しますが、市内観光に一番便利なのはタクシーです。バンドンは大都市であるため交通の便がよく、インドネシアのその他の街まで空路と陸路でつながっているため、週末を過ごしにジャカルタの人々が大勢やってきます。