34 ヘクタール (84 エーカー) の広さを誇るベルリン動物園は、ベルリン中心部の巨大なティーアガルテン内に位置しています。1844 年に開園した当動物園は、第二次世界大戦中にほとんど完全に破壊されました。しかし、いまではヨーロッパ最大の動物園として1500 種類、約 18,000 頭の動物たちの住処となっており、数多くの有名人たちが訪れていることでも知られています。数年前には、同動物園所有の北極グマ「クヌート」が世界的な人気を博し、クヌートのキャラクター商品が販売され数多くのテレビ番組でも取り上げられるほどでした。しかし残念ながら、クヌートは 2011 年に亡くなってしまいました。動物園に到着したら、何はともあれまずカメラのご用意を。ベルリンで最も多く写真撮影されていると噂の動物園の入り口「エレファントゲート」は、優雅な東洋のパゴダ風デザインをしており、ベルリン動物園の内部レイアウトと見事に呼応しています。ベルリン動物園では、アフリカのサバンナやオーストラリアのアウトバックなど、それぞれの本来の生息地を模したエリアに暮らしています。
ジャイアントパンダやペンギン、象、ライオン、ミーアキャット、狼、そしてカバなど、数多くの野生動物たちに出逢うことができますが、それだけではありません。ベルリン動物園では、ウォークスルー形式で楽しめる大型の鳥小屋もあります。ベルリンのシンボル的動物、ヒグマもお忘れなく ! 時間が設定されている餌の時間を狙えば、クマやその他の動物を確実に見ることが可能です。各種動物たちの餌の時間は、公式サイトからご確認ください。小さいお子様連れの方は、園内のふれあい動物園にて、ヤギやダチョウ、そしてロバたちに餌をあげることもできます。 動物園に暮らす動物たちに関する詳細情報が書き込まれた動物園マップ (英語あり) は、有料で入手可能です。一休みしたい時には、動物園の園内レストランで伝統的なドイツ料理や各国料理をお楽しいただけます。動物園の隣には、20 世紀初頭の豪華な屋敷を改造した、ベルリン水族館があります。こちらでは、ヨーロッパ原産の魚や熱帯魚たちが泳ぎまわる 250 もの水槽や、ワニやサメ、昆虫などを見て回ることができます。ベルリン動物園はティーアガルテンの南に位置しており、公共交通機関から簡単にアクセス可能です。毎日開園していますが、開演時間は季節によって異なります。