ケープ コッドに来るのが始めての方も、毎年ケープ コッドのビーチで休暇を過ごしている方も、ケープコッド自然史博物館を訪ねて、ここを特別な場所にしている自然環境について学んでください。この地域の湿地帯は、多様な生物が生息していることで知られています。そうした生きものの多くを、ご自分の目で見ることができるのです。この地域に生息する鳥の卵や標本を観察し、ガラスケース越しにハチミツ作りの様子を目撃。ケープ コッドの景観の変化と、それが海洋生物に及ぼしている影響について学ぶのも有意義です。
ケープ コッド自然史博物館には、数多くの展示品、展示室があり、常に様々な学びの機会があります。ことに鳥類コレクションは有名で、多様な生物の剥製見本を観察するには理想的な場所となっています。「エルドルッジ アーノルド ウイング」には、様々な鳥の本物そっくりの木彫が、野生の生息環境のなかに展示されています。本物と見分けがつかないほど忠実に再現されているものも少なくありません。
せっかく博物館まで来たのですから、併設の水族館にも寄りましょう。ひとつの水槽で飼育されているブルー クレイフィッシュ (ザリガニ) やウナギ、テラピン (食用亀) やヒトデを至近距離で観察。海洋生物が、湿地の生態系に、どう関与しているのか知ることもできます。
博物館の見学には入館料を払う必要があります。といってもケープ コッド自然史博物館を訪れる多くの人の目的は、ビーチに通じる無料トレイル。きれいで、のどかなトレイルを歩くだけで、ケープ コッドの景観のすばらしさを容易に体感することができるのです。潮の香りを頼りに歩いてみては。深い草むらに囲まれた曲がりくねった道をのんびり歩きながら、空想にふけるのもいいものです。
自然史博物館は、ブルースター中心部から東に 3 km (2 マイル) 車で走ったところにあります。イーストデニースからは、西に 4 km (2.5 マイル)。海から流れ込む何本かの運河が、ケープ コッド自然史博物館の脇を通っています。カヤックをレンタルして、風景を楽しみながら自然史博物館に行くという方法もあります。ランチを持って出かけ、ケープ コッドの白い砂浜でピクニックするのも楽しいでしょう。
