フォレンダムの古い漁村で最も活気のあるスポットがこの港。昔懐かしい帆船が揺れています。晴れた午後にカフェでリラックスしたり、塩漬けニシンやウナギの燻製、キブリング (白身魚の唐揚げ) を売る屋台を冷やかしたりして過ごしましょう。フォレンダム港の伝統的な三角形の建物と、林のようにマストが並ぶ帆船を眺めてください。アムステルダムの街から遠く離れた場所にいるような錯覚に陥ります。
この町はもともと近くのエダムの港でしたが 14 世紀にゾイデル海につながる独自の運河が敷設されたため利用されなくなりました。この港がダムによって埋め立てられ、フォレンダムの漁村となり、その伝統文化を発展させたのです。
オランダの昔ながらの風習を見てみたいなら、フォレンダムはぴったりのスポットです。ハーバーフロントには、フォレンダム風のコスチュームに着替えて写真撮影を楽しめるお店が多々並んでいます。女性はプリーツ帽子と木靴、男性は幅広のズボンが特徴的な民族衣装を試してみましょう ! さらに港には、伝統衣装を着たフォレンダムの人々の彫像があちこちに置かれています。探し出して一緒にセルフィーを撮るのもおすすめです。
港の裏手を歩いて、フォレンダム博物館へ。年代ものの調度品がそのまま使われている展示室内で、1850 ~ 1950 年代の歴史、衣装、文化に触れることができます。
時間があれば、港からフェリーに乗ってマルケン島の村に足を伸ばしてください。この孤島へは 13 世紀の大嵐の後、何百年もの間舟でしか行き来することができませんでした。現在は堤防によってフォレンダムの南のウォーターランドにつながっています。
長い間離れ小島だったため、本島のその他の町と比べてマルケンには昔からの伝統文化と建築が手付かずのまま残っています。住民は独自の伝統的な衣装のほか、頻発する洪水に対処するために、柱が特徴的な家屋を開発しました。島のビーチを散策し、1839 年に建造された灯台を訪れましょう。お腹がすいたら、フェリー ターミナルの周囲に建ち並ぶレストランへ。ウナギの燻製など特産品を試してみてください。
フォレンダム港とマルケンを訪れる際は、他では出会えない独特の伝統とグルメ、文化を存分に体験しましょう。