有名なヴァランセ城では荘厳な建築を眺めながら、歴史を感じましょう。珍しい遺物やびっくりするような芸術作品の展示を見るのもよし、静かな森の川辺で何時間もリラックスするのもよし。
街の中心部から西へほんの 5 分も歩くとヴァランセ城とその素敵な庭園にたどり着きます。菩提樹とイチイの並木道をゆったりと歩けば、落ち着いた気持ちになれます。16 世紀に建てられたこの城の両端には、要塞の役割を果たした大きな塔が空へとのびています。メインの建物では精巧な刺繍が施された家具と中国の花びんを鑑賞。そして、増築された西翼棟へと向かいましょう。ここの自動車博物館には各年代の車が 60 台以上展示されており、古いものは 100 年以上も前のものです。また、歴代城主の中でも有名なタレーランに関する別の展示も行われています。
タレーランは 1820 年代から 1830 年代のヴァランセで重要な人物でした。町役場や養老院など現存する建物の多くは彼の指揮の下で建設されました。街を少し散策すると、こうした名所を見学できます。町のデリに立ち寄って、おいしいヤギ チーズを味わいましょう。
食事の後は、シャトー通りにあるジャッキー シシュリ菓子店内の砂糖細工博物館へ。ここで働く熟練の職人たちは水車やヴァランセ城などを、砂糖で作り出してしまいます。作品の完成度の高さにはただただ驚くばかり。
この店のペーストリーとチョコレートも抜群です。デザートをいくつか買って、村の南を流れる小さな川、ル ナオンのほとりで楽しい午後のピクニックはいかがでしょうか。木陰に座って風が葉を揺らす音を聞きながら、地元の人々がきれいな川で釣りをする姿を眺めるのも素敵な時間です。
ヴァランセはロワール渓谷の南、ベリー地方にあります。村にはゲストハウス、レストラン、バー、カフェがあり、滞在には困りません。
ヴァランセの素晴らしい城と魅力的な博物館を巡りましょう。