トンネル ビューは、ヨセミテ国立公園で最も有名なポイントの 1 つ。ここからの絶景はまさに圧巻。ここから眺めるヨセミテ渓谷の景観は、そのまま絵葉書になりそう。夏には日に 6,000 人もの観光客が訪れることも。
1933 年のオープン以来、旅行者に親しまれてきたトンネル ビュー。当時はアメリカで国立公園の設定が次々に進められた時代でもありました。20 世紀の風景画家たちを惹きつけてきたこの景色を、ぜひカメラに収めましょう。
岩張りのワウォナ トンネルを通って、トンネル ビューへ。閉鎖的な空間を通ることで、トンネルを出たときに目の前に広がる渓谷の眺めを一層際立たせています。この展望ポイントは、ワウォナ トンネル口のすぐ東側に位置しています。
谷間には深い森が広がり、両側は切り立った花こう岩の崖。この眼前に広がる渓谷の光景を目に焼き付けましょう。左側に見えるのが、花こう岩の一枚岩エル キャピタン。その高さは 900 m にもなります。また、右側にはブライダルベール滝がしぶきをあげているのが見えるでしょう。ずっと遠くに目を向けると、ずっしりとしたハーフ ドームがそびえ立っています。写真撮影には午後がおすすめ。日光が西から差し、絶妙な影を作り出す時間です。
人混みを避けて景観を楽しむには、曲がりくねるコースを歩いて近くのインスピレーション ポイントへ。雑草に覆われたこの場所は、歩きやすい場所ながらほとんど使われていません。というのも、ワウォナ トンネルの設置によって廃れてしまったからです。遮るもののない場所から見るヨセミテの絶景を、思う存分堪能しましょう。
トンネル ビューから景色を楽しんだ後は、他の展望地から別角度で見てみましょう。ヨセミテ渓谷に向かうと、カテドラル ロックスのあまりの大きさに自分が小人になった気分。グレーシャー ポイントから滝が織り成す景色を眺めるのもおすすめです。
トンネル ビューは、ヨセミテ渓谷を通る州道のすぐ上にあります。レンタカーでここまで来たら、ワウォナ トンネルの東口近くにある駐車エリアを利用しましょう。ヨセミテ国立公園をめぐるバス ツアーでは、たいていトンネル ビューが旅程に組み込まれています。車いすの方もこの絶景を楽しむことができます。