ツーソン美術館は、街の 1 区画をまるまる占拠する本館と 5 つの史跡で構成されており、ホールと展示室には、過去 3,000 年間より長い期間に人類の創造性が生み出した絵画や彫塑 (ちょうそ) が展示されています。アメリカ西部、モダン アート、コンテンポラリー アート、ラテン アメリカ芸術に焦点を当てた常設展だけでも、7,000 点を超える作品が紹介され、見ごたえがあります。
来館時は美術館の本館から見学を始め、ウィリアム T. ワイリー、ジャスパー・ジョンズ、ジェイン・ハモンドといった国際的知名度の高いアーティストの作品を研究しましょう。中庭を散策がてら、彫塑 (ちょうそ) 作品を鑑賞してから、
「パリス パビリオン」ことスティーブンズ / ダッフィールド ハウスに移動し、ラテン アメリカ美術コレクションを見学します。19 世紀中葉に建てられた、この家に展示されている作品は、紀元前 500 年頃から 16 世紀スペインに征服されるまでの 2,000 年間に生まれたアメリカ先住民族の美術工芸作品、メキシコの民俗芸術、スペインの植民地時代の作品です。
エドワード・ナイ・フィッシュ ハウスでは、アメリカ西部の芸術活動の概観、人々、理想に触れ、J. ノックス・コーベット ハウスでは、20 世紀初頭のミッション リバイバル様式の建物とアメリカン アーツ アンド クラフツ時代のアンティーク調度を用いたぜいたくなしつらえをご覧ください。 12 月と 1 月の一部日程で、この家屋内に施されるクリスマス シーズンの飾り付けも好評です。
ツーソン美術館は稀覯 (きこう) 書や手稿本のコレクションも所蔵しており、アメリカ先住民族やスペインの影響を受ける前に栄えたプレコロンビアン アートに関する初期文献などが含まれています。
ツーソン美術館は、ツーソン ダウンタウンのプレシディオがあった地域に立ち、この界隈 (かいわい) には地元のバス会社サン トランが運営するバス路線が何本か整備されています。車の場合は、美術館の無料駐車場、近隣のメーター式路上駐車場か屋根付きの有料駐車場をご利用ください。
ツーソン美術館は月曜閉館、入場は有料です。毎月第 1 日曜日は全来館者が入場無料、18 歳未満は常に無料です。10 月~ 4 月は常設展、特別展のガイド付きツアーがチケット料金に含まれます。