かつてシトー修道会の僧が生活し、祈り、学んだ古代の修道院。住居や教会の跡を見て回りましょう。
ティンターン修道院は 12 世紀にシトー修道会の修道士によって建てられたもの。現在は窓も屋根もない状態で残っています。しかし、それ以外はかなり良い状態で残っており、見るべきところがたくさんあります。
おすすめの見学コースに従って回ると良いでしょう。車椅子の方のためのコースも用意されています。建設は 1131 年に始まり、その後 400 年続きました。現在残る建造物には、さまざまな時期に造られた部分が混在しています。
修道士たちが食事をしていた食堂を見てみましょう。娯楽室には、石の丸天井を支えていた石柱の残骸が残っています。診療所の隣にはキッチンもあります。次は歩廊へ。修道士たちはかつてここを歩き、机を置いて仕事もしました。壁のへこんだ部分にはかつて、本棚を置いたのでした。
修道院のメインの見どころの 1 つは教会。13 世紀の後半に建てられたものです。窓ガラスも屋根もありませんが、現在も見応えがあります。身廊の西側の窓の装飾に注目。支柱や側廊の壁の残骸も残っています。あちこちに説明パネルが設置されているので、それを読んで修道院の歴史を学びましょう。修道院の南側の通路には、ティンターンの聖母マリア像が立っています。
遺跡を歩きながら、アーチ道や出入口、壁などに残る装飾を鑑賞しましょう。細部まで精巧に造られています。
ティンターン修道院はチェスターから 8 km 強の場所、ワイ川の西岸にあります。メーター式駐車場が整います。修道院は毎日見学可能。入場料が必要です。高齢者、学生、16 歳未満の子供には割引料金の設定があります。また、身障者と付添の方 1 名は無料で入場できます。
