グランドセントラルターミナルと同じく市内中心部の西端、7番街 の42丁目と47丁目の間に位置するタイムズスクエア。地名の由来は、1904年にニューヨークタイムズがこの場所に本社を移したことからです(現在は、目と鼻の先の8番街)。
今日の姿からは想像できない悪名高い過去を持つニューヨーク市内のこのエリアは、一時は怪しいエリアと広く知られていました。それを振り切った今日は、ニューヨークらしさを求めて多くの観光客がタイムズスクエアを訪れます。しかし、地元の人は、音と光があふれて賑わうタイムズスクエアという場所にうんざりしているかもしれません。
株式や金融情報にニュースのテロップが忙しく右から左へ流れ、派手な広告や看板も負けまいと主張しています。加えて、人種のるつぼと言われるニューヨークらしく、アフリカ系のドラマーや大道芸人、ダンサーが日夜ストリートパフォーマンスを行っています。ブリーフ姿でカウボーイブーツとハットのみ着用し、アコースティックギターを演奏することで知られる「ネイキッドカウボーイ」が数年間タイムズスクエア名物になって久しく、さらに即興曲の披露や感情的な演説が行われることも良くあります。静けさならマダムタッソー蝋人形館へ。生身の人間そのもののようなハリウッドスターに逢えます。
ブロードウェイは、タイムズスクエアの中央部から延びています。午後になると、TIXチケット売り場の前にブロードウェイ全40劇場で公演されるショーのチケットを半額で手に入れようとする人々で長蛇の列ができます。
甘いものに目がない方は、マーブルチョコレートで有名なM&M’sやハーシーの巨大なショップへどうぞ。歩行者天国のタイムズスクエア中央部に椅子を出して、人や車が通り過ぎていく様子を眺めるのも良いでしょう。最新の映画を鑑賞して、普段とは異なる雰囲気を味わうのもタイムズスクエアを楽しむ一つのアイディアかもしれません。
「I(ハート)NYC」と書かれたTシャツにニューヨークヤンキーズの野球帽。この街は、ニューヨーク旅行の記念にぴったりなお土産店で満ち溢れています。また、ファーストフード店から大盛りのユダヤ食のマッツァーボールスープ、大ぶりなサンドイッチなどを提供するニューヨークスタイルデリも軒を連ねています。