セント パトリック大聖堂 ツアーとアクティビティ

セント パトリック大聖堂は、70 年以上の年月をかけて建設され、1939 年に完成しました。地元の人々に「セント パッツ」と呼ばれ、親しまれているこの大聖堂は、荘厳なゴシック リバイバル様式を代表する建造物として広く知られており、その美しい姿を一目見ようと、信仰を問わずたくさんの人が訪れます。メルボルンに暮らすアイルランド系カトリック教徒を守護するために 19 世紀に建設工事がはじめられ、アイルランドの守護聖人からその名がつけられました。大聖堂に近づくと、まずその暗い色をした外観に目を奪われます。これは、この地域でとれるブルーストーンが使用されたためです。ブルーストーン以外の建材は、オーストラリアのその他の地域や海外から調達されました。正面にある 2 本の尖塔の高さは 61 m (200 フィート)、中央にそびえる 1 本の尖塔の高さはおよそ 105 m (345 フィート)です。建物はガーゴイルなどの彫像が飾られており、中にはビクトリア州の元人気政治家、ジェフ・ケネットをかたどったものもあります。大聖堂の中に入る前に、ぜひ周囲を歩いてその大きさと建築物としてのすばらしさをご覧ください。 正面の入口から中に入ったら、色とりどりのステンドグラスや高いアーチ型天井の立派な梁を鑑賞しながら、側廊をゆっくりと歩きましょう。オルガンにもご注目ください。1870 年代に作られたもので、その美しい音色にふさわしい荘厳ないでたちをしています。また、ここはセント パトリック大聖堂の聖歌隊の本拠地でもあり、毎週日曜日の午後のミサではその歌声を聞くことができます。 セント パトリック大聖堂に入るのは無料で、内部を自由に見てまわることも見学ツアーに参加することもできます。ミサは毎日行われています。見学したあとは、併設されたギフトショップにぜひお立ち寄りください。さまざまな記念品やキリスト教に関する品々が売られています。セント パトリック大聖堂は、メルボルン市街地の主要なショッピング街から簡単に歩いて行くことができ、市のターミナル駅であるフリンダース ストリート駅の通りの向かいにあります。大聖堂を見学したあとは、遊び場、公衆トイレ、カフェがある近隣の景観保護区、フィッツロイ庭園を散歩するのもおすすめです。