ブラジル南部のエリアには、サーフィンで有名なビーチ、すばらしい自然、ブドウ畑などがそろっています。ブラジル国内でも最も開発が進み、とっても豊かなエリア。また、ドイツやイタリアなどヨーロッパから移民が入植した経緯を持っています。ここは、パラナ州、サンタ カタリーナ州、リオ グランデ ド スル州という 3 つの州から成るエリア。それぞれの州に個別の特徴がありますが、息を飲むような大自然や活気のある街といった共通する魅力が見られます。
パラナ州は南部エリアの最も北に位置する州。世界的に有名なイグアスの滝で知られています。275 本の滝から成るこの名所の拠点としては、フォス ド イグアスが最適。滝はブラジルとアルゼンチンの国境辺りに広がるイグアス国立公園内にあります。東にあるのは、パラナ州の州都 クリティーバ。広々とした大通りや広大な緑地を備えた現代的な都市です。クリティーバは、1,000 年の歴史を持つ奇岩群で知られるヴィラ ヴェーリャ州立公園や、モヘッテスまでの鉄道路線の玄関口でもあります。
南に向かって、サンタ カタリーナ州のビーチや植民地時代の面影を残す街まで行きましょう。サンタ カタリーナ島には 100 を超えるビーチがあります。ここはバックパッカーが集まる場所。奥まった入り江にはサーフ スポットや漁村が点在しています。島の観光拠点や、18 世紀に作られた州都フロリアノーポリスを訪れてみましょう。
サンタ カタリーナ州の内陸部には、ブルメナウやジョインヴィレといったドイツ系移民の街があります。10 月になると、ブルメナウでは 3 週間に渡って続くオクトーバーフェストが開催されます。ブラジルのカーニバルにも引けを取らない盛り上がりです。ブラジルで雪を見るなら、サン ジョアキン周辺の山地へ行ってみましょう。
アルゼンチンとウルグアイの国境に接しているリオ グランデ ド スル州は、平らな高原地帯。ガウチョと呼ばれるカウボーイや家畜の放牧の伝統が見られる地域です。セーハ アパラードス国立公園の渓谷でハイキングはいかがでしょうか。ベント ゴンサルヴェス周辺のワイン セラーを巡るワイン ツアーもおすすめ。ポルト アレグレやペロタスという川沿いの街で過ごすのも良いでしょう。
ブラジル南部エリアに行くには、クリティーバ、フォス ド イグアス、フロリアノーポリス、ポルト アレグレの国際空港まで飛行機を利用しましょう。エリア内では、飛行機の国内線や長距離バス、ツアーを利用します。夏には気温が上がり、山地では冬に雪が降りますが、総じて穏やかな気候。四季を通して楽しめるエリアです。