プネーの中心に広がるサラス バウは、一幅の絵画のような美しく整備された広大な庭園で、中央には寺院があります。この寺院はサラス バウ庭園の目玉となる 18 世紀の建築で、年間を通じて大勢の観光旅行者や信者が訪れます。寺院の周りには静かな趣を添える掘割と広い庭があり、天気の良い日に子どもたちとピクニックを楽しむにも最適です。「サラス バウ」の名の元となるツル植物が、10 ヘクタール (25 エーカー) ある敷地のいたるところに生えています。
白い尖塔を頂く、堂々とした三連門から公園内に入り、タリアトラ ガナパティ寺院へ向かいます。この寺院は、1750 年以来の豊かな歴史を持ち、建立までに 34 の歳月を要し、完成後も何度か改築されています。寺院からは信者たちの詠唱が朗々と響き、聞いているだけで穏やかな気持ちになります。
古刹を囲む堀の水は、ここが湖だった名残です。寺院のイコンに願いをかけ、21 日後の同じ時間に戻ってくると、願いがかなうという言い伝えもあります。
手入れの行き届いた庭園をのんびりと散歩してみてください。広けた草地で家族や友人とピクニックを楽しんだり、園内随所にあるベンチに腰掛けてたりしてゆっくり過ごしましょう。運動場では地元の人たちがクリケットなどに興じています。池の魚影を見たり、フェンスで囲まれた庭園をあちこち散策しながらさまざまな樹木を観察したりするのもおすすめです。
公園の周囲には、レストランやカフェが軒を連ねる通りがあります。近くのレストランで本場のインド料理を味わってみましょう。
サラス バウは、市街中心部のすぐ南、ラージャ ディンカ ケルカル博物館とパルヴァティ寺院の間にあり、ペーシュワー公園の湖とジョーパッドパッティ運河に接しています。園沿いに停留所がいくつかあるので、気軽にバスで訪れ、庭園の静けさを堪能できます。入場は無料です。