世界初の公式なオランウータンのリハビリ センターであるこのサンクチュアリーでは、本来の生息地で絶滅の危機に瀕している動物たちも見ることができます。セピロク オランウータン サンクチュアリーは 1964 年に設立されて以来、森林伐採や狩猟によって生息地や親を失ったオランウータンを保護し、野生に帰す活動を行なっています。今では 4,300 ヘクタール (10,625 エーカー) のカビリ セピロクの森林保護区に 80 種におよぶ美しい動物たちが生息しており、餌やりの時間には元気に過ごす動物たちを見学することができます。森の中には散策路がいくつかあり、自然の中で散策を楽しめます。展示ホールでは、サンクチュアリーにまつわる資料をご覧いただけます。セピロク オランウータン サンクチュアリーはサンダカン地区でもっとも人気のある観光スポットのひとつで、お子様連れのファミリーには最適です。
このサンクチュアリーで特に人気があるのが、密林の中の散策路です。頭上によく目を凝らすと、森のオランウータンたちが木々にぶらさがりながら渡って行く様子がご覧いただけます。メインの散策路に沿って進んだ先の見晴台は、オランウータンを間近で見ることのできる絶好のロケーションです。
1 日に 2 回の餌付けの時間はとても人気があり、大勢の観光客で賑わいます。レンジャーがオランウータンたちにバナナやミルクをあげる様子をお楽しみください。オランウータンは人に慣れていますが、見学する際には決められたエリアからは外に出ず、荷物はしっかり持っていてください。カメラや帽子、バッグなどはオランウータンからはおもちゃに見えてしまうことがあるようです。
サンクチュアリーではツアーに参加し、展示室の見学から始めることをお勧めします。世界でもっとも絶滅の危機にあるオランウータンの窮状と、サンクチュアリーの保護活動について学んでみませんか。センターで許可を受けると、ジャングルの中に 5 km (3 マイル) におよぶマングローブが生い茂る散策路をトレッキングできます。
セピロク オランウータン サンクチュアリーはサンダカンから 23 km (14 マイル) の位置にあり、タクシーやバスで行くことができます。センターは毎日営業しており、入場料が必要となります。