ルドラプールでは、古代ヒンズー教の風習、神聖な寺院、伝統的なインドの商業地区が、訪れる人たちを待ち受けています。この活気溢れる町は、ウッタラカンド州ウダム シン ナガル地区の美しい山々に囲まれています。ヒンズー教の神ルドラの戦車が沼にはまった後にこの町を作ったという伝説から、ルドラプールが宗教上重要な意味を持つことがわかります。人の心を捉えるような美しさを持つクマウン ヒマラヤにあるヒル ステーション (イギリスが植民地に設けた避暑地) への旅の出発点でもあります。
ルドラプールの中心部は、店やレストラン、各種の宿泊施設が並ぶ通りの集まるコンパクトで賑やかな場所です。中でもゴール マーケットは活気溢れる商業の中心地。織物やジュエリーから、生鮮食品、ハーブやスパイスまで、何でも揃います。近くのガラ マンディ通りはメイン マーケットとも呼ばれ、たくさんの小売店が並びます。少し疲れたらガンジー パークへどうぞ。雑踏から逃れることができます。
ルドラプールは歴史的名所と神聖な寺院の宝庫です。美しいヒンズー教寺院 Panch Mandir には、それぞれ異なる神々を祀る 5 つの寺があります。リクシャかタクシーを利用して、数世紀にもおよぶ歴史がある Atariya Temple にも訪れてみてください。ここはルドラ神が町を造った場所と言われています。10 月に 10 日間にわたり開催されるヒンズー教のお祭り「ナブラトリ」では、巡礼者が供物をそなえ、祈りを捧げる姿が見られます。ぜひこの期間中に訪れましょう。
天気が良い日には、地元の人々にならって、レイク パラダイスへ出かけてみてはいかがですか。この人工湖は、ファミリー向けのアクティビティや、緑鮮やかな芝生でピクニックを楽しむには最適な場所です。安全な場所を見つけて泳いだり、手漕ぎボートやモーターボートをレンタルして静かな湖に漕ぎ出したり、楽しい時間を過ごすことができます。
ルドラプールはアグラ、ニューデリー、ラクノウなど、インドの主要都市まで公共バスと電車を利用できるため大変便利です。ルドラプールは年間を通して楽しめる旅行先ですが、夏の極端に暑くなる時期や、冬の降雪の時期は避けるようおすすめします。ルドラプールは、インドのクマウン ヒマラヤの絶景を堪能できる湖畔の町や、ヒル ステーションを探索する拠点として最適です。ビンタール、ナイニタール、ナウクチタールまでは、車で 90 分もかかりません。ジム コーベット国立公園でサファリに参加するのもよいでしょう。