ロイヤル クレセントは、イギリスでジョージアン様式の最も印象的な建築物の 1 つと考えられています。ロイヤル ヴィクトリア パークの緑を見渡すこのランドマークは現在、一般の住居の他、一部が 5 つ星の高級ホテルとして使われています。"説きふせられて" や "ある公爵夫人の生涯" など、テレビ ドラマや映画のロケ地としても人気の場所です。No. 1 ロイヤル クレセントは、18 世紀の美しい家具や芸術作品を展示する博物館となっています。
30 戸の家からなるロイヤル クレセントは、1767 年から 1775 年にかけて建てられました。三日月の形をした建物は完全に左右対称の設計。ゆるやかに傾斜した芝生、隠れ垣、溝が境界に配置され、住民が見る景色が損なわれないように緻密に計算されています。数百年の間にここに住んだり、滞在したりした有名人について記された銘板が設置されています。たとえば、No.5 のロイヤル クレセントには、イギリス人の作家であり詩人のクリストファー アンスティがかつて住んでいたことが記された銘板がかかっています。
ブロック ストリートの角の 1 番地にある博物館は必見。クレセントの中で最初に建てられた No. 1 ロイヤル クレセントが復元され、備え付けの家具が展示されています。飾り付けは 18 世紀当時に実際に使われていたものです。博物館では、イギリスの階級制度をうかがい知ることができます。豪華な上の階に対して、使用人が暮らした下の階は必要最小限の設備しかありません。
再現された洗い場、寝室、台所、管理人の部屋を見学できます。この家の最初の住人はヘンリー サンドフォード。驚異の部屋には、サンドフォードが興味を持っていた世界の文化や博物学のコレクションが展示されています。食堂に優雅なデザート テーブルがあると思えば、階下の部屋には昔のネズミ捕り器があります。女性の寝室に展示されているウィッグ スクラッチャーは、しらみのかゆみを和らげるために使われた道具です。
ロイヤル クレセントは、バース スパ駅から徒歩で 20 分。駐車場は、近くのシャーロット ストリートにあります。No. 1 ロイヤル クレセントの博物館は有料です。