チャンディーガルのロック ガーデンは、都会で生み出された廃材のすばらしい使い道を目の当たりにできる場所。ここはかつてごみ廃棄場だったエリアですが、彫刻の才能を持っていた 1 人の公務員によって息を吹き込まれました。
1958 年、公務員のネック チャンドは、壊れた陶磁器や廃材、電球などを使って、趣味としてこのエリアで彫刻を作り始めました。チャンドの行為は違法でしたが、長い間発覚することがなく、その間に庭園はどんどん拡張し、彫刻の数も何百という数になっていました。好意的な市民の声に支えられ、チャンドの作品は取り壊しを免れ、取り組みはさらに拡張されていきました。現在ロック ガーデンは 16 ヘクタールにも及び、歩道や中庭、斜面などが設置されています。
チャンドの夢の国に足を踏み入れると、そこに広がるのは、石や岩、産業廃棄物を使ったシュールな世界。前庭や狭い小道をいくつか抜けて、リサイクル素材でできた人型の彫刻が所狭しと並ぶエリアに行ってみましょう。
チャンドが "失われた王国" と呼ぶ園内を歩いていると、それぞれのエリアにテーマがあることがわかります。14 のエリアで、それぞれ違ったコミュニティが表されています。
芸術家のエリアでは池や小屋、兵士のエリアではきっちり揃った兵士の陣形が見もの。メインの接見室エリアでは、興味深い造形の彫像が見られます。接見室との名の通り、このエリアには王様の玉座があります。他のエリアでは、捨てられた色とりどりのバングルを使った女性像や、陶製の便器のかけらを使ったモザイクの壁などに注目。
8 月に訪れるなら、ティージの祭りの期間がおすすめ。園内がカラフルなライトで照らされ、鮮やかな装飾が施されます。
ロック ガーデンはチャンディーガルの中心部、キャピトル コンプレックスとスクナ湖の間にあります。アクセスには、タクシー、レンタカー、またはリキシャを利用しましょう。ロック ガーデンは毎日オープン。入場は有料です。