計画都市チャンディーガルを訪れると、インドの違った一面が見えます。空調完備のモールでショッピングをしたり、のどかな公園や庭園でのんびりしたり。この地域で最高級の飲食店で舌鼓を打って、美術館や博物館巡りをするのも、都会ならではの楽しみ方です。
チャンディーガルはパンジャーブ州とハリヤーナー州の州都を兼ねていますが、両州から独立した連邦直轄領でもあります。この都市の着工は 1952 年。スイス人建築家ル コルビジェによる設計は、この街をインドの未来を象徴する都市として描いていました。広い通りを歩いていると、この街がいかに清潔で整然としているかに気付かされます。これが繁栄の証です。直線的な区画やきれいに刈り込まれた植栽などは好みが分かれるところですが、インドの他の都市とあまりにも違うという点は誰もが認めるでしょう。
有名なロック ガーデンは必見。1958 年に元公務員のネック チャンドが割れた陶器やガラスの破片から作った小さな彫刻庭園を開園して以来、拡張を続けて現在では 8 ヘクタールもの敷地を誇ります。洞穴を探検したり、カラフルな彫刻を鑑賞したりするうちに、このすてきなワンダーランドに夢中になっているはずです。
他にも、ヒマラヤのふもとにあるローズ ガーデンとスクナ湖では、遊歩道を散策したり、のんびりとピクニックを楽しんだりできます。
チャンディーガルは各区画に番号が振られ、バス路線が行き届いているので、観光のしやすい都市です。ショッピングや食事にはセクター 17 がおすすめ。セクター 22 のホテル街からバスで数分の距離です。
チャンディーガルへ行くには、飛行機でチャンディーガル空港へ向かうか、デリーから特急列車に乗ります。インドの伝統的な活気あふれるマーケットや人混みの喧噪から逃れ、チャンディーガルではこの魅力的な国の別の顔を体験できます。