歴史的に非常に興味深い展示物を多数収蔵するプール博物館。波止場に立つ 15 世紀に造られた建物を改装して使用しています。ビクトリア朝様式の倉庫を現代風にアレンジした建物はとってもおしゃれ。ギャラリーを回って、この地方で発掘された興味深いコレクションを半日くらいかけてじっくり見学しましょう。
必見は、2,300 年前の「プールの木舟」。1 本の木から造られています。数千年の時を経て今も木に残る、刃物で削った跡にも注目です。この舟は、イングランド南部で発掘されたこの種の舟の中では最大。約 10 m の長さがあります。最大 18 人を乗せることができたと考えられています。
各フロアは、プールの歴史に沿ってテーマ別に展示されています。有名な木舟は、先史時代をテーマにした 1 階の展示の中にあります。入り口のすぐ横にはギフト ショップがあり、お土産物などを買うことができます。
2 階ギャラリーでは、プールの石器時代から現代に至るまでの展示がなされています。目玉は、19 世紀の船で使われた羅針儀の架台です。
3 階の展示も魅力的。1950 年代のキッチンを再現した展示は触って楽しめます。18 世紀の商人ベンジャミン レスターなど、街の設立当初に重要な役割を果たした人々についての展示もあります。ガス マスクなど、20 世紀の展示物もあります。この地域は第二次世界大戦時にドイツからの攻撃の脅威にさらされていました。
4 階は陶磁器のコーナー。この博物館のコレクションに加え、地元で作られたり、発見されたりした陶磁器も展示されています。テラスになったビジター ラウンジへ寄りましょう。飲み物を飲みながら、プール ハーバーをながめれば、気分爽快です。
プール博物館への入館は無料。開館時間は毎日、朝から夕方まで。日曜日は、開館時刻が遅くなります。
プール博物館は旧市街の臨海地区にあります。この地区には、プール ライフボート ステーションやプール ツーリズム ウェルカム センターなどもあります。また、ここの港からはフランスへ向かうフェリーが出ています。
