アメリカ東海岸の住民が負担の多い都市生活にうんざりしたとき、休暇中にひと時の安らぎを求めて訪れる別天地として、ポコノ山地はこの数十年間、人気を博してきました。現在のこの地域は、昔と同じ安らぎと静けさに加え、暇が吹き飛ぶような見どころが増えています。美しい眺望に恵まれ、緑の森で覆われた 6,216 k㎡ (2,400 平方マイル) の山で、自然を満喫しながら、ハイキング、ロック クライミング、マウンテン バイク、狩猟、釣り、キャンプ、スキーを楽しんでみませんか。周長 84 ㎞ (52 マイル) のウォレンポーパック湖では、ボート遊び、遊泳、パラセイリング、リーハイ川、デラウエア川では白波逆巻く早瀬での急流下り、リーハイ小峡谷ではグレン オノコ滝へのハイキングもできます。このエリアは人工アトラクションの充実ぶりも群を抜いており、無視できない魅力があります。例えば、キッタティニー カヌーズの 914 m (3,000 フィート) のジップラインでは、木々のこずえさえ超す地上 46 m (150 フィート) の空中を時速 80 ㎞ (50 マイル) ですっ飛ばすことができ、ブルー マウンテン スキー エリアでは、オリンピックも開ける 609 m (2,000 フィート) のコースで、練習中のオリンピック選手と肩を並べてリュージュに励むことができます。
さらなる高速の世界に足を踏み入れたい場合は、ストックカー レースに挑戦してみましょう。スプリント カップが開かれるポコノ レースウェイでは、レース観戦するだけでなく、自らサーキットに乗り出し、600 馬力のエンジンに物を言わせて最大時速 257 ㎞ (160 マイル) の超高速走行を体験することもできます。 スカイトップ ロッジに滞在中は、ハスキー犬に引かせた犬ぞりで山中を走り回ることができます。これは冬だけの楽しみではありません。ここの犬たちは、雪のない夏の山野でもそり (に見立てたゴルフ カート) を引いて走ります。ランズフォードの No.9 コール マイン アンド ミュージアムのツアーに参加すると、ペンシルバニア州中央部の石炭産業、鉄鋼業を支える石炭がどう採掘されているかを見学できます。 この地域のあちこちに散らばるひなびた村々では、掘り出し物の骨とう品を入手できることがあります。ゴルフ コースは 30 を数えます。ペイントボールの腕試しなら、スカーミッシュに 283 ヘクタール (700 エーカー) を超える広大な敷地に 50 ものコースを備えた世界最大級のペイントボール フィールドがあり、テーマに沿って障害物やシナリオを導入した試合も各種催されています。 どのアクティビティを楽しむ場合も、ポコノ山地で最適の移動手段は車。アクティビティの料金を支払うと、無料で駐車できる施設がほとんどです。