ブラジル美術の幅広いコレクションがあり、またサンパウロで最も古い美術館ということで地元の人たちに愛されているピナコテッカ ド エスタードは、街で最も人気のある文化的名所の 1 つです。この歴史ある美術館を訪れて、隣接するルス公園の美しい景色をお楽しみください。今では、この庭園公園に美術館の彫刻コレクションがあります。美術館の建物内ではブラジルをはじめ、世界各国の画家たちの絵画やスケッチの膨大なコレクションを見て回ることができます。さまざまなものがそろう書店で土産や記念の品を探したり、美術館のカフェでコーヒーを味わいながらのんびりと過ごしたりするのも、おすすめです。
まずは、ルス公園をざっと巡ることから始めましょう。この公園は、サンパウロで最も古いものの 1 つで、ピナコテッカ ド エスタードの彫刻の庭があります。美術館のカフェのテラスに座り、温かい飲み物や軽食でゆっくりと体を目覚めさせてから、1905 年より美術館となっている、歴史ある建物自体をじっくりと見学しましょう。この美術館は 1990 年代にリフォームされてブラジル屈指の斬新 (ざんしん) な美術館となりましたが、その歴史的アイデンティティーは失われていません。
それでは、いよいよ中に入ってコレクションの部分を見ていきます。彫刻作品をさらに多く見たい方は、2 階に上がってブラジル彫刻に触れる展示室に行ってみてください。美術館が所蔵する約 9000 点のうちの他の作品も見て回りましょう。この美術館が焦点を当てているのは 19 世紀から 20 世紀のブラジルの芸術家たちで、オスカー・ペレイラ・ダ・シルバ、アントニオ・パレイアス、アルメイダ・ジュニアといった、有名な画家たちの作品もあります。
1 階では美術館が主催する企画展が行われるので、ぜひのぞいてみてください。1990 年代にリフォームされて以来、ピナコテッカ ド エスタードでは、世界でも屈指の人気を誇るような巡回展が多く開催されています。ミュージアム ショップに立ち寄って、コレクションのポスターや絵はがきを購入するのもいいでしょう。
ピナコテッカ ド エスタードはサンパウロの中心部にあり、入り口のすぐ前に地下鉄のルス駅があります。車で行く場合には、美術館周辺の通りにあるメーター制の駐車場をご利用ください。休館日は月曜日で、木曜日の夕方からと土曜日は入場無料です。