美しい都市庭園であり、市内最大級の緑地であるマクシミール公園。ザグレブでの滞在中に是非訪ねてみましょう。316 ヘクタール (781 エーカー) の広さを誇る公園内には、広い遊歩道、湖、緑豊かな牧草地、そして森があります。マクシミール公園が整備されたのは 18 世紀末頃にかけてであり、その基盤となったのはイギリスのカントリーガーデンという考え方です。リラックスした気分での散歩やピクニック、また野生動物を探したり、ただ静かな場所で穏やかなひとときを楽しんだりできるよう、牧歌的な雰囲気が整えられています。
公園は大きく 2 つのエリアに分かれています。南西側から入ると、広い芝生、静かな湖、子供の遊び場の間を縫うように道が続いています。北側は深い森になっており、より静かな雰囲気に浸ることができます。生い茂るのは、ハンノキ、ベイマツ、シデ、オーク、マツなど、さまざまな種類の樹木。
この公園が誇る 19 世紀の建物のコレクションも見ものです。それはハウリク司教の新しい別荘、門番の小屋、ゴシック様式の聖ユライ礼拝堂など。12 の壁面があるエコーパビリオンと、ピラミッド型のオベリスクは、1843 年に公園の完成を記念して建てられました。
チロル地方の家のデザインを基にしたスイスコテージもお見逃しなく。古い写真や地図などの展示品から、公園がどのように発展してきたかを知ることができます。
公園の湖や樹木は、100種類ほどの野鳥の生息地になっており、アカゲラ、シメ、マガモなど、さまざまな種類の鳥が見られます。ザグレブ動物園では、チンパンジーからヒョウ、ライオン、そしてレッサーパンダまで、さまざまな動物を近くから観察できます。動物園は年中無休です。入園料が必要ですが、餌やりのショーが毎日行われています。
バン イェラチッチ広場から公園までは、トラムで 20 分ほど。ブコバチカ駅とマクシミール駅は、どちらも公園の正面玄関から歩いてすぐの距離にあります。公園の入り口の向かいには、ディナモ ザグレブ サッカークラブの本拠地であるマクシミール スタジアムがあります。
マクシミール公園は毎日開園しており、入場は無料です。公園についての情報は、門番の小屋にあるビジターセンターで入手できます。またここでは公園の歴史についての短いプレゼンテーションを見ることもできます。