巨大なアルミのドームのある白い建物。ここはオーランドが誇る科学の殿堂です。オーランド科学センター (OSC) は、4 階建ての施設で、天文から人体、コンピューターやフロリダの生態系に至るさまざまなテーマを扱っています。
この建物を象徴するドームはクロスビー天文台。一般公開されているものとしてはフロリダ最大の屈折望遠鏡があります。ここで行われる観測会に参加して、太陽の表面や夜空に輝く惑星を見てはいかがでしょう。太陽や空の観察会は天候に左右されるので、事前にスケジュール確認しておくことをおすすめ。
ドクター・フィリップス シネドームでは、サンゴ礁やエベレスト山、さらには宇宙ごみなどに関する映画を放映。ここでは、743 ㎡ の巨大スクリーンに、世界最大級のフィルム フォーマットで製作された映画が映し出されます。「フル エクスペリエンス」チケットなら、入場と映画鑑賞がセットされています。
「サイエンス ライブ !」はいくつかの小ホールで定期的に行われる、科学実験の実演展示です。このプログラムで扱うテーマは月変わり。例えば、クリスマスの時期なら、液体窒素を使った霜の実験が見られるかもしれません。
「アワー プラネット、アワー ユニバース」で、火星探査車のレプリカを操作して、岩石からサンプルを採取して地球に持ち帰ってみませんか。「ディーノディッグ」では、恐竜の化石の複製を見学後、発掘現場で実際に発掘を体験することができます。
「ネイチャーワークス」には、シンクホール (陥没穴) の湖やサイプレス スワンプという温帯湿地など、フロリダの自然環境が再現されています。子どもたちが、ヘビやカメ、昆虫といった、中央フロリダの生態系にいる生き物と触れ合うことができる展示室です。アカエイやワニなど、大型の生き物へのえさやりの時間は、通常 1 日 2 回です。
オーランド科学センターの見学には、少なくとも半日は必要です。カフェテリアを含め、施設はすべて屋内。そのため、雨の日や蒸し暑い夏に最適の観光スポットです。ただし、夏は最も混雑する時期で、夏休み中には多くの家族連れでにぎわいます。