ヌリマル APEC ハウスは、海雲台ビーチの西に突き出た森林に覆われた半島の先に位置するガラス張りの円形の建物で、2005 年に APEC 首脳会議が開催された場所です。森を抜けた先にあるこのハウスでは、現代的なデザインの施設を見学し、広安大橋と釜山の海岸を臨む絶景を楽しむことができます。
APEC (アジア太平洋経済協力) は、韓国、アメリカ合衆国、チリなど、アジア太平洋の 21 の国と地域が参加する枠組みです。2005 年に釜山で開催された APEC 年次首脳会議のために、ヌリマル APEC ハウスは建設されました。
3,000 ㎡ (3 万 2 千平方フィート) の面積を持つ施設は、現在、2005 年の首脳会議について学べる博物館として一般開放されています。広々とした大ホールでは、実際に首脳会議が開かれた円卓が保存されており、会議出席者に振舞われた食事も展示されています。
3 階にある入口から中に入ったら、キム・ギュジャンが手掛けた全長 6.6 m (21.6 フィート) の立派な螺鈿細工にご注目ください。太陽、雲、山、岩、水、鶴、鹿、亀、松、不老草、竹、桃、12 の長寿のシンボルが描かれているので、すべて探してみましょう。
ハウスは、海雲台ビーチの西にある森に包まれた半島、冬柏島の南端に海を見下ろすように建っています。引き潮のときには、ハウスと海の間の岩場や潮だまりを散策することができます。さらにハイキングを楽しみたい場合は、森の中に敷かれた小道を歩き、海面のはるか上にかけられた縄の橋を渡るのもおすすめです。
ハウスの東側にある灯台は、入場無料なのでぜひのぼってみてください。てっぺんには、海雲台ビーチ、月見の丘、釜山の高層ビル群を臨む 360 度の絶景が広がっています。
ヌリマル APEC ハウスから最寄りのバス停および駅までは歩いて数分です。半島の北東部には有料駐車場がありますが、ヌリマル APEC ハウスに行くには森を歩いて抜ける必要があります。ヌリマル APEC ハウスの入場は無料です。