自然史博物館は、マインツの中心にある世界屈指の博物館。4400 万年以上に渡る、150 万点のコレクションを収蔵しています。展示の中心はラインラント プファルツ州の自然に関するもの。博物館とパートナーシップを締結しているルワンダの文化財も展示されています。
自然史博物館の建物は、13 世紀に建てられたかつての修道院。ファサードに取り付けられたガラスのおかげで、エネルギー効率がよくなり、モダンな外観になっていますが、一歩足を踏み入れると、それとは対照的に古代史の世界が広がっています。
自然史博物館の膨大な展示をじっくりと見学できるよう時間をたっぷり取っておきましょう。数百万年前の先史時代の恐竜や昆虫の化石が展示されています。サーベルタイガーやマンモスなどの氷河期の動物、カバ、クマ、オオカミなどもいます。19 世紀まで南アフリカに生息していたものの絶滅してしまったクアッガというサバンナシマウマの一種や、有袋類のフクロオオカミの剥製も見逃せません。
自然史博物館では、古代の動物だけでなく、現在の動物も見ることができます。ヘビ、カエル、昆虫、トカゲなど、世界中の生き物がコレクションされています。説明板が設置されているので、生息地など、生き物たちについて詳しく知ることができます。
また何千年にもわたる石や鉱物の豊富なコレクションも、自然史博物館の見どころのひとつ。標本のほとんどが、ラインラント プファルツ州を始め、近隣地域から集められたものです。博物館では、マンダーシャイト近くのエッケルド マーの調査に資金を提供しています。これは、4400 万年前に火山活動があった証拠を示すものです。
自然史博物館は月曜日休館。博物館は有料。家族割引などの割引があるのでチェックしてみましょう。ガイド付きのツアーもあります (要予約)。博物館はマインツの中心地にあり、ライン川沿いの景色の美しいラインプロムナーデから歩いてすぐです。