19 世紀後半、コロラド州に多くの入植町が出現しては、やがて消えていきました。それらの町がこのコロラド スプリング ゴースト タウン博物館に再び蘇ります。実際の建物や、廃墟となった町から収集された多くの日用品が、旧鉄道倉庫に展示されています。開拓時代のショップが並ぶ木道を歩いたり、砂金の選り分けやバターのかくはんなど、当時行われていた作業を体験することができます。
1858 年にコロラド準州が金鉱労働者の受け入れを始めると、膨大な数の採金者が押し寄せ次々に集落を建設しました。結局ほんの僅かしか金が掘り当てられなかったり、中にはまったく金が出てこないこともあり、それらの町は廃墟となりました。1800 年代後半までには、それらのいわゆる「ゴースト タウン」がコロラド州のあちこちに見られるようになりました。残された遺品は集められ、ゴースト タウン博物館に保存されています。博物館ではコロラド州のゴールドラッシュ時代の短編映画を上映しており、当時の様子がよく分かります。
当時の金鉱町の建物を組み合わせて作りあげた模擬の町を歩き回ってみましょう。牢獄、薬局、モーテルをはじめとする様々な建物があります。建物の中には当時の品々が陳列され、アニメーションでさまざまな開拓者が演じられています。例えば薬局の中には、アンティークの大きな陳列ケースが置かれ、さまざまな小物や製品が並べられています。
ゴースト タウン博物館では、さまざまな体験型アクティビティが用意されており、子供たちも楽しめるよう工夫されています。射撃ギャラリーでは、古いライフルで標的を狙ってみましょう。バターのかくはんにもぜひ挑戦してみてください。暖かい季節には、屋外で砂金の選り分けも体験できます。
ゴースト タウン博物館の敷地内には、コロラド マウンテン ブリューワリーもあります。パティオに腰を下ろして、クラフトビールで喉を潤してください。ミュージアム ショップでは、コロラド州の開拓町ゆかりの書籍やジュエリー、軽食などを販売しています。
ゴースト タウン博物館は、コロラド スプリングス中心部からほんの 3.2 km (2 マイル) のところに位置しています。博物館を出たところにバス停があります。また無料駐車場もあります。博物館は有料。学生割引や団体割引があります。追加料金でガイドツアーに参加することもできます。博物館は、祝日を除く毎日開館しています。
