ジャングル アイランドは、自由に飛び回る猛きん類、芸を披露するインコやオウムが見られる家族に大人気の動物園で、75 年以上の歴史があります。幾多のハリケーンの猛威にも耐え、単なる鳥園から本当のジャングルが生い茂る動物園に成長しました。
始まりは 1936 年。創設者のフランツ・シェールは、鳥が自然な環境の中で自由に飛び回れる大きな野外鳥小屋を作り、「パロット ジャングル」 (オウムのジャングル) という名を付けました。その後、野生の植物を移植し、動物を増やし、自然の小道を敷くことで拡大を続け、またたく間にマイアミきっての名所に成長しました。1946 年にマイアミを訪問したウィンストン・チャーチルが、テキサスから連れてきた 2 羽の七面鳥を預けた後、いくつもの映画にも登場。フラミンゴの湖は、テレビ シリーズマイアミ バイスのオープニング クレジットに映されているので、きっと見覚えがあるはずです。2003 年、パロット ジャングルはビスケーン湾のほとりに移設され、本物のジャングルと同じような環境が整えられました。ジャングル アイランドという名が付けられたのは、その直後。鳥小屋から常夏の楽園に進化したことを記念して名が改められました。
特に人気が高いのは、探検家気分を味わえる VIP サファリ ツアー、野生動物との触れ合いが楽しい「リーマー エキスペリエンス」 (キツネザル体験) や「ジャングル エンカウンター」 (ジャングル) など。終日、さまざまなアニマル ショーが開催されるので、ぜひチェックしてみてください。中でも見逃せないのは、自転車の綱渡りを披露してくれるコカトゥー (オウムの一種) のピンキー。リンゴを丸飲みするヒクイドリ (首の長い飛べない鳥) も必見。絶滅危惧種動物の教育プログラムでは、ピューマや愛らしいトラの赤ちゃんと触れ合うことができます。ほかにも、珍しい双子のオランウータン、ピーナツとパンプキンをまじえた霊長類を見たり、家畜小屋にいるラマのオーティスを写真撮影したりして、楽しい時間をお過ごしください。
暑い日には、動物園の裏手に広がる人気のラ プラヤ ビーチで子どもと海水浴を楽しんではいかがでしょう。動物園の入り口にあるレイク サイド カフェは、アイスクリームがおいしく、格好の休憩場所です。
ジャングル アイランドは、ダウンタウンからわずか 5 km のワトソン アイランドにあります。動物園は年中無休。サウスビーチから無料のシャトルバスが運行されているほか、マイアミ デイド トランジットなど、複数の公共交通機関が利用できます。