マルメー博物館は、現存するスウェーデン最古のルネッサンス様式の城や周囲の敷地内にあるさまざまな博物館や展示館で構成されています。この城の歴史を学ぶだけでなく、水族館で熱帯魚を眺めたり、写真展や現代北欧アートを観賞したりするほか、潜水艦の内部に入ることもできます。
どの展示館も城内やマルメヒュースベーゲン通り沿いに集まっているので、簡単に博物館巡りが楽しめます。1 枚の共通券ですべての展示施設に入ることができ、さらに、19 歳未満の方は入場無料となっています。
まずは、マルメー城のメインホールから見ていきます。手頃な値段のオーディオ ガイドを借りて、かつてこの城に住んでいた王や女王に関するさまざまなエピソードを聞いてみましょう。約 2 時間あれば、城内を見て回ることができます。夏期なら、土曜日と日曜日の午後に催行される無料のガイドツアーがおすすめです。
マルメ美術館では、16 世紀から現在までの北欧アートを展示しています。アニカ・フォン・ハウスヴォルフやダン・ウォルゲルスといった、スカンジナビアの現代アーティストたちによる作品をぜひご覧ください。
動物界に焦点を合わせた展示が並んでいるのが自然史博物館です。ここでは、実物大のキリンのはく製や 12,000 種の鳥の展示を見ることができます。子どもたちには、ピラニアやニシキヘビがいる水族館がおすすめです。
マルメー城の入口の外側にあるのが、コンマンダンツフーセット (司令官の家) です。「ルーム フォー フォトグラフィー」では巡回写真展が行われ、ラーニング センターは北欧のさまざまな慣習を子どもたちに教えることを目的としています。近くには、技術海洋博物館もあります。本物の潜水艦への搭乗やマルメの歴史に関するドキュメンタリーの観賞のほか、手動機械から蒸気、ガソリン、そして、電気エンジンまでの進化を学んでみてはいかがでしょう。
マルメー博物館は、クング公園やストートリィ広場など、マルメ市内中心部にある多くの観光名所から歩いてすぐの場所にあります。マルメー城の前にパーキング チケット制の駐車場もありますのでご利用ください。各博物館は、一部の祝日をのぞいて年中無休です。具体的な営業時間は、マルメ市公式ホームページ内の博物館セクションでご覧いただけます。