レイェンダス公園は、もっぱら動物園として知られますが、静かで平和な環境を満喫できる敷地内には、他にも多彩な魅力が詰まっています。例えば、植物庭園、科学博物館、いくつかの泥製ピラミッドが広大な園内に点在しています。動物園の動物は、大部分が地元ペルーの土着生物で、国外からの輸入生物は数種のみです。レイェンダス公園は、教育、自然、植物学、歴史の要素がバランスよく組み合わされた魅力的な公園となっています。
動物園が誇る植物相、動物相のコレクションは、驚嘆すべき充実ぶりで、動植物が生息域ごとに密林、海岸、山岳地の 3 セクションに分けられています。海岸生物の展示ではペンギン、アシカ、ウミガメなど、山岳地の生物の展示ではアメリカライオンなどに出会えます。密林セクションの展示ではサル、ジャガー、色鮮やかなオウム類をはじめとする恐ろしくも素晴らしい動物たち、どう猛なワニやシューシューと敵を威嚇するヘビも観察できます。
トラやクマについては広くて自然に近い生息環境の中で放し飼いにされています。お子さま連れなら一緒に楽しく遊べる動物がいる、ふれあい動物園に連れていってあげましょう。
広い園内に点在する古代のワカを探してみましょう。ワカは、ヨーロッパから入植者がやってくるはるか昔の古代文明時代につくられていた粘土と泥でできたピラミッドで、社交目的で、あるいは神殿や埋葬地として使用されました。ひととおりエルンスト W. ミッデンドルフ博物館を見学すると、これらの先住民族たちが残した古代の遺物について知識を得ることができます。
贅沢極まりない蝶エリアも必見で、色とりどりの植物の中を美しい羽を持つ魅惑的な蝶が飛び交う様を眺めることができます。セレスティーノ カリノスキー博物館には、色鮮やかなチョウのコレクションが展示されています。石油博物館では、原油の輸送方法などについて学ぶことができます。
レイェンダス公園は、一年中毎日朝から夕方まで開いています。少額の入場料がかかりますが、子どもは半額になります。
レイェンダス公園は、リマの南西部、サン ミゲル地区にあり、隣接するプエブロ リブレ区域のラルコ博物館も近くです。リマの重要な歴史拠点、マヨール広場からは、タクシーで西に 7.6 km (4.7 マイル)、時間にして約 15 分の道のりです。レイェンダス公園の周辺にはバスの停留所がいくつもあるので、バスでの移動もおすすめです。