日本庭園は、優雅な日本の庭を再現した広々としたブエノスアイレスの公園です。手入れの行き届いた敷地の広さは 2 ヘクタール (5 エーカー) あり、トレス デ フェブレロ公園 (2 月 3 日公園) の北東部の一角を占めています。植物や花々、湖が品よく配されたこの庭園には、文化センター、レストラン、盆栽の温室、ギフトショップも併設されています。
中央の湖には「プエンテ ディヴィノ」(神の橋) と呼ばれる太鼓橋が架かっています。日本の文化では昔から、太鼓橋は天国への入口とされてきました。同じ湖に架けられた途中で切れている橋の先には、香料植物が生い茂る島が浮かんでいます。この 2 つの橋は、日本の伝統的な赤い橋に似せて作られました。湖の周りに植えられた、ピンク色の花を咲かせる桜の木やツツジ、フクシアの花など、日本の植物を愛でながら歩きましょう。
静かな園内には、彫像や岩、小さな滝もあるので探してみてください。静かで穏やかな空気が、街の喧騒を忘れさせてくれます。
花や樹木などの植物を見ていて分からないものがあっても、案内板が園内のさまざまな場所に設置されているので勉強にもなります。湖で泳ぐコイにエサをあげながらのんびり過ごしたり、マンガや折り紙など日本文化を紹介する講演に参加したりしましょう。ここでは 1 年を通して祭式や美術展が開催されます。
歩き疲れたら、茶室やレストランで一休みしましょう。東洋風のデザインが目を引く、何重にもなった仏塔風の建物に入っています。すしや天ぷら、抹茶など、日本料理をお楽しみください。
この日本庭園は、1967 年に日本大使館によって作られました。入園は有料です。庭園は朝から夕方まで 1 年中毎日開いています。レストランは火曜日がお休みです。
裕福なパレルモ地区の北に位置する、複数の公園を有するボスクス デ パレルモ (パレルモの森) の中にあります。日本庭園に行くには、パレルモ地区周辺の駅に止まる市の地下鉄をご利用ください。通りを走るタクシーを拾って、日本庭園まで連れて行ってもらうこともできます。