いくつかの池や異国風の木々が植わり、その間をうねるように歩道が敷かれ、にぎやかな街路から静けさを求めて訪れる人々をそっと迎え入れる穏やかな日本庭園は、47 ヘクタール (117 エーカー) あるプランテン ウン ブローメン (植物と花) 公園内の北の方に、コングレス センター ハンブルク (CCH) の高層ビルとハンブルク フェアに挟まれる形で設けられています。
日本の造園家荒木芳邦が 1990 年に設計したもので、現時点ではヨーロッパ最大の日本庭園です。庭園は 1 つ 1 つの要素にまで細やかな配慮が行き届いており、気軽に散策できます。滝や池、岩、ドイツでは異国情緒満点の草木が相まって調和に満ちた庭園を形成しており、その中に身を置いていると自然に新たな活力がみなぎってきます。
中央には伝統どおり池の端に茶屋が建ち、水の上に小さなテラスが張り出しています。5 ~ 9 月には、伝統にのっとった茶道の点前披露など、各種の催し物で来園者に日本古来の文化を紹介しています。書道や太鼓などのクラスを予約し、参加してみてはいかがでしょうか。茶屋は火曜日から土曜日の午後に開いており、これらのイベント時の入場は無料です。プランテン ウン ブローメン公園の公式ホームページで夏期プログラムをご確認ください。
この日本庭園の周辺は、日本趣味の植物や花々だけでなく、丹念に造形されたバラ園、熱帯植物の温室、ピクニック エリア、噴水、ミニゴルフ、トランポリンに加え、夏はインライン スケート、冬はアイス スケートなどアクティビティが豊富で、午後いっぱい、あるいは丸 1 日くらいはあっという間に過ぎてしまいます。
ダムトール地域の中心に位置し、近くには駐車場があります。シュテファンプラッツ駅まで U バーン、またはハンブルク ダムトール駅まで S バーンをご利用ください。公園まではしばらく徒歩か自転車となりますが、自転車は入り口にきちんと止めておくか、園内に持ち込む場合は押して歩く必要があります。
プランテン ウン ブローメンと日本庭園は、通年、早朝から夜まで開いています。入場は無料です。