数世紀にわたる神話と歴史が眠るマル島。ピンク色をした花崗岩のビーチとベルベットグリーンの丘陵地帯の鮮やかな風景が広がります。マル島は、ベンモアの頂を冠し、驚くほど美しい湾と砂浜に縁取られています。アーガイルの島々で最も大きく、最終氷期から人が住み、興味深い歴史的遺跡が点在しています。魅力的な村や海食崖を見渡す城跡や壮大な大邸宅を見学できます。
島で最も大きな街トバモリーの海岸通りをそぞろ歩き。海岸通りに立ち並ぶコテージの鮮やかな色が、自然港の静かな海に映っています。マル博物館、アートセンター、水族館のほか、チーズやスモークサーモンなど、島の素晴らしい特産品を出すレストランもあります。蒸留所に立ち寄って、2 つの異なるシングルモルト ウイスキーを試飲してみましょう。
マル島の古い遺跡にも注目。青銅器時代のストーンサークルと中世の城跡を見にロックビーへ向かいます。鉄器時代のものとしては、要害堅固な城や人工要塞島が残っています。デュアート城は 13 世紀に築かれ、今も美しい姿を残しています。スコットランド最古の氏族の居城でした。
マル島の海岸線は、息を呑むような断崖や美しい砂浜など、変化に富んでいます。島の北岸にある美しいカルガリーベイビーチやキルニーニアン、南のカーセグがおすすめです。野生動物クルーズに参加して、ツノメドリや珍しいウミワシなど、さまざまな海鳥を見つけに出かけましょう。サメ、イルカ、クジラの群れにも遭遇できるかもしれません。マル島近くにはアイオナ島やスタファ島などの聖なる島があり、玄武岩の岩石層が織りなす景色に魅せられます。
海岸線を一望したければ、標高 965 m のベンモアに登りましょう。ハイキングコースも張り巡らされています。
島はスコットランド南西海岸沖に連なるインナー ヘブリディーズ諸島に属しています。オーバン、ロッカライン、キルチョーンからフェリーでマル海峡を渡ります。オーバンは、グラスゴーの国際空港から車で 2 時間半ほどです。マル島では、車、自転車、バスを利用できます。島内の道は狭く、曲がりくねっているので注意してください。