イモラは、イタリアで最も有名なサーキットがある街として多くのスポーツ ファンに親しまれています。アペニン山脈が背景を彩る歴史地区。徒歩圏内に興味深い名所が集まっています。
エミリア地方とロマーニャ地方の境界に位置するイモラは、青銅器時代にはすでに人が住んでいました。ローマによる支配を受けた後、11 世紀に独立しましたが、1504 年に教皇領に併合されました。
イモラはアウトドローモ エンツォ エ ディーノ フェラーリ (イモラ サーキット) のある街としてよく知られています。1950 年代以降、F1 サンマリノ GP、国際 F3000 選手権などの重要レースが開かれてきました。中でも 1994 年にこのサーキットで事故死した伝説のブラジル人ドライバー、アイルトン セナの悲劇をファンが忘れることはないでしょう。
スフォルツァ城もおすすめです。上から大パノラマが楽しめ、城内には、古い武器や中世の陶磁器の素晴らしいコレクションが展示されています。
保存状態のよいトッツォーニ宮殿は由緒ある大邸宅。館内で文化財をじっくり見ることができ、階段の化粧しっくい細工と彫刻も見事です。図書館の蔵書も素晴らしく、16 世紀にさかのぼるものもあります。
14 世紀の修道院の建物を使ったサン ドメニコ博物館にも行ってみましょう。陶磁器、素描、絵画、コイン、彫刻など、600 点を超すコレクションを収蔵。中世から現代までのイモラの歴史を網羅しています。インノチェンツォ ダ イモラやグットゥーソなど、イタリア人画家の作品に注目しましょう。
イモラを訪れるなら 6 月がおすすめ。街の中心でイモラ イン ムジカが開かれ、ストリート ミュージシャンの演奏が楽しめます。11 月なら、あらゆる美食を祝うバッカナーレのイベントで街自慢の料理を味わえます。イモラは、ボローニャから 42 km です。