レインボー バレー コンサベーション保護区 ツアーとアクティビティ

写真提供元 : Tourism NT
カラフルな砂岩の崖のそばでピクニック。保護区の中で先住民が残した絵を探した後は、夕刻時までゆっくりしましょう。

日が沈むのを見ながらシャンパンを抜き、星空の下で眠ったら、日の出を待ちます。レインボーバレー保護区の色鮮やかな砂岩の崖が朝日に染め上げられていく壮大なショーに言葉を失うことでしょう。この神秘的とも言うべき地質はジェームズ山脈の一部に含まれます。崖とその多彩な色合いは、鉱物が含まれる水により造られ、鉄分の多い硬い地殻と白い柔らかな砂岩の基盤を形成しています。保護区一帯で、先住民が残した彫刻や岩窟壁画が見られます。

レインボーバレー保護区は、アリススプリングスから南へ 97 km の場所にあります。保護区まで風光明媚な道が続き、道沿いにはデザートオークの木々が連なっています。保護区内はツキイゲの草が茂る平原とマルガの灌木林が広がり、たくさんの鳥たちが生息しています。

トレイルを歩いて行くと、浅くて乾いた窪地と崖の下を周ってマッシュルームロックにたどり着きます。鮮やかな赤い岩石層と、土台部分が浸食されてトンネルになっている姿に目がくぎ付けになります。自然が造り上げた彫刻ともいうべきもので、一見すると毒キノコのよう。白い砂岩の「柄」と鉄分を多く含んだ硬い「傘」からなります。岩の割れ目や窪みに目を凝らすと、瓶の形をしたズアカガケツバメの泥でできた巣が見つかります。

レインボーバレーは、南アレンテの先住民にとって歴史があり霊的な意味を持つ重要な場所。ジェームズ山脈では、3 万年も昔の道具や絵や岩面彫刻が発見されています。

レインボーバレー保護区の聖なる地の見学は、アリススプリングス発の特定のガイドツアーに組み込まれています。先住民のガイドが、今も変わらない南アレンテ族とこの聖地の結びつき、先住民の生活文化、ドリーミングと呼ばれる神話、固有の動植物を食べ物や薬として利用した知恵について教えてくれます。ツアーに参加しない場合は、標識のある道から外れないようにします。レインボーバレーがアボリジニの人々にとって大切な場所であることをわきまえて慎重に行動してください。

宿泊には、レインボーバレーのキャンプ場で、星空の下で眠るのがおすすめ。夜明けに起きて、美しい虹色に輝き出す崖を眺めましょう。キャンプ場にはトイレ、ピクニック、バーベキューの設備が整っていますが、飲料水は持参する必要があります。

レインボーバレー保護区へ行くには、スチュアート ハイウェイを南下してアリススプリングスから 75 km の出口で降ります。ハイウェイを降りてからの道が険しいので、四輪駆動車で行くようにしてください。

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