ヌーヴェル アキテーヌ地域圏にあるオート ヴィエンヌ県の県都がリモージュ。ここは、磁器とエナメル細工の有名メーカーが生まれた土地としても有名です。リモージュは、オート ヴィエンヌを代表する芸術と歴史の町です。オート ヴィエンヌには美術館や象徴的な建築物があり、観光におすすめです。自然公園も多く、手つかずの自然を満喫できます。
町の丘を彩る壮大なアールヌーボー様式の駅、リモージュ駅はその美しいたたずまいが有名。この駅を見るために、リモージュへはぜひ鉄道で訪れてください。すばらしいリモージュ磁器が展示されているアドリアン デュブーシェ国立博物館で、町を代表する芸術に触れてみるのもおすすめです。かつて司教館だったネオクラシカル様式の壮大な建築物を使用したリモージュ美術館では、リモージュの初期の装飾芸術作品とエナメル細工を鑑賞できます。
美術館の裏手にあるド レヴェシェ植物園にも足を運んでみましょう。伝統的なフレンチスタイルの花壇や噴水があり、気ままな散策が楽しめます。丘を歩いていくと、リモージュ大聖堂が姿を現します。リムーザン地方を代表する荘厳な建築物であり、ロワール南部に存在する数少ないゴシック様式の大聖堂の 1 つでもあります。
リモージュでレンタカーや自転車を利用してオート ヴィエンヌの田園地帯に向かい、ヌーヴェル アキテーヌののどかな雰囲気と農業に触れてみるのもおすすめです。農場や醸造所を訪れて有名なリムーザンサイダーを味わい、リムーザン風ポテやボリュームのある豚肉料理、野菜のシチューなどの料理で身も心も温まりましょう。
オラドゥール シュル グラーヌは、ナチス占領中に大規模な虐殺が行われた村で、現在は国定記念物として残されています。この地域の悲劇的な歴史を知ることができる貴重な場所です。レジスタンス集団の勇気を称え、オート ヴィエンヌの複雑な過去を展示するレジスタンス博物館にもあわせて訪問すれば、その歴史をさらに深く学ぶことができます。
パリからオート ヴィエンヌで唯一の大きな鉄道駅があるリモージュまでは、鉄道で 3 時間です。最寄りのボルドー国際空港へは、鉄道で 3 時間、車で 2 時間です。地域内では列車の運行がある程度制限されているため、レンタカーまたは自転車での散策をおすすめします。
フランスの大都市の人混みから遠く離れたオート ヴィエンヌは、文化的な魅力にあふれた静穏なエリアで、安らぎのひと時を過ごすのに最適です。