グラウンド ゼロ ミュージアム ワークショップは、ニューヨークを象徴したワールド トレード センターの 2 棟のビルがテロリストの攻撃によって崩壊してから数年後に作られました。博物館の展示を見れば、テロとの戦いの必要性が心に刻み込まれることでしょう。ここでは、攻撃の後に行われた数多くの英雄的な活動について、映像やオーディオで説明しています。
2001 年 9 月 11 日、複数の飛行機がハイジャックされ、直後に 1 機目がワールド トレード センターの北棟、次に 2 機目が南棟に突入しました。ニューヨークの消防士や警察官たちは直ちに消火と救助活動に当たりました。数時間のうちに、生存者の捜索と遺体の回収が活動の中心となりました。高さ 30 m にも積み上がったがれきをかき分けながらの作業でした。博物館では、捜索犬の鳴き声や、救助時のやりとり、現在はグラウンドゼロと呼ばれるこの場所で行われたセレモニーの様子なども聞くことができます。
回収活動は何か月も続きました。ゲイリー マーロン スーサンによって撮影された写真と映像には、作業員たちの姿や発見された遺品などが残されています。子供も安心して見られるように、当日の恐怖を思い起こさせる生々しい内容や犠牲者の遺体回収の様子は展示されておらず、ビルから脱出できた人々を示す展示や作業員たちの勇敢さに焦点を当てています。英語、イタリア語、スペイン語、フランス語の音声ガイドが用意されており、捜索に当たった人たちの物語を聞くことができます。
ここは非営利の博物館。収益は消防士遺族の慈善団体に寄付されます。高齢者、青少年の他、ニューヨーク港湾公社、警察、ニューヨーク市消防局の現職員はチケットが割引料金となります。9.11 の遺族は、博物館に連絡すると無料になります。ニューヨークのミートパッキング地区にあるこの博物館は年中無休。昼前に開館し、グループツアーは時間が決まっています。ギフトショップでは記念品を購入することができます。
あの恐ろしい同時多発テロの後、ワールドトレードセンターが崩壊する衝撃的な映像が繰り返し流されましたが、このグラウンド ゼロ ミュージアム ワークショップでは、ほとんど放送されることなく根気強く続けられた 9 か月間の活動を伝えています。この痛ましくも心を打つ博物館には、長く大変な活動に黙々といそしんだ英雄たちの物語が残されています。