ボルドー国立オペラ座のボルドー大劇場は、フランスが誇る美しい建物。18 世紀のこの傑作建築は、歴史的な石造りの建物が立ち並ぶ街に華を添えています。コリント様式の石柱が並び、その上に立つ神話の登場人物の像が訪れる人々を迎えてくれます。一年を通して数多くの公演が行われ、高い評価を受けています。
劇場に入ると、内装にもまた細かな装飾が施され、建物の外観に引けを取らない壮麗さに目を奪われます。装飾にはフランスの王族を表す青、白、金色が多用されています。劇場ホールに通じる石造りの大階段を上って、王様になったような気分を味わいましょう。この階段はパリのオペラ座の階段と似ていますが、これは、パリオペラ座の設計者ガルニエがこの劇場を参考にしたからです。ロビーと階段からなる空間は、公演が行われる劇場ホールとほぼ同じ広さがあるのが特徴。18 世紀と 19 世紀の上流社会の着飾った人々がお互いに見せびらかすことができるように十分なスペースが設けられました。
劇場ホールに足を踏み入れると、その広さがよく分かります。カーブした壁に沿ってバルコニー席が 3 階まであります。収容人数は 1,450 人。この印象的な座席の上には見事な天井画が描かれ、ボヘミアクリスタルの見事なシャンデリアがつり下がっています。重さ 1.2 トンのシャンデリアには 400 個の電球が取り付けられ、きらびやかな輝きを放っています。
ヴィクトル ルイが設計して 1780 年に完成したこの劇場は、世界で最も美しい劇場のひとつと考えられています。このホールで公演を鑑賞して、木材を多用することで音に温かみを与える見事な音響効果を体感しましょう。
美しいボルドー大劇場は街の中心の歴史あるエリアにあり、近くの川沿いの道を歩いてアクセスできます。一年を通じて、イベントが予定されていない場合は水曜日と土曜日の午後に有料公開されています。事前にツアーを予約しましょう。劇場のショップは、休日を除く火曜日から土曜日の午後に営業しています。