ソウルから電車ですぐの江原道は、都会の眩しい明かりや喧騒から逃れて静かに休養するのにふさわしい場所です。この地域のほとんどは、眺めのよい山岳地帯と手つかずの国立公園が占めています。何日もかけて森の中を歩いたり、登山に挑戦したり、穏やかな湖畔や海岸でくつろいだりと、この自然のオアシスではさまざまな楽しみ方ができます。
登山上級者なら、国内最高峰の峰も望める雪岳山国立公園を目指しましょう。五台山国立公園も同じく素晴らしい公園ですが、こちらは観光客が少ないという利点があります。春には一面に野草が花を咲かせる渓谷、秋には燃えるように赤く紅葉する森林の景色の中をハイキングしてみませんか。
アドベンチャー スポーツをお求めなら、バンジージャンプ、急流下り、スキーのほか、特注の自転車でレールの上を走るレールバイクで颯爽と山を下ることもできます。寺院をはじめとする重要な建築物が山肌に食い込むように建てられている様子にもご注目ください。中でも、雪岳山国立公園にある新興寺はその代表的な例で、仏陀の遺灰の一部を保管しているとも言われています。
江原道の道庁は、ゆったりとした雰囲気のチュンチョン (春川) です。観光の拠点にふさわしい街です。江村スキーリゾートのゲレンデを滑ったり、中島で古代の伝統的な小屋を見物するのもおすすめです。静かで穏やかな環境に包まれていると、ここからソウルまではバスでたった 2 時間半の距離だということが信じられなくなります。
夏には束草のビーチへ繰り出し、細かい砂の上に寝転んだり、東海で泳いだりしている地元の人たちに加わりましょう。人気スポットは、東海岸最大のビーチとして知られる鏡浦海水浴場や、正東津駅の前にある正東津海水浴場です。
江原の東岸にある襄陽国際空港には国内線が毎日運行しているほか、ソウルからチュンチョンまでは電車もご利用いただけます。バスも、韓国国内の主要都市と江原を結んでいます。
江原には一年中いつでも素晴らしい景色が広がっています。野草が開花を迎える春から夏、山々が真っ白な雪を頂く冬と、どの季節も魅力がいっぱいです。