フルティジャールは、雪をかぶったオソルノ山ふもとのジャンキウェ湖のほとりにある静かな街です。19 世紀から 20 世紀初頭のドイツからの移民による影響が色濃く見られる地域の一つです。夕暮れ時に湖のほとりを散歩すれば、趣のある街の明かりが湖面に映ってロマンティック。
街の中で一番の観光スポットは、テアトロ デル ラゴという木製の劇場です。こののどかな街の中で、洗練された高い文化の象徴として特に目を引きます。座席数 1,178 のホールで、クラッシック コンサートを鑑賞しましょう。のどかな湖と雪をかぶった火山を背景に、木がふんだんに使われた美しい外装が映えます。
またドイツ植民地博物館では、ドイツにルーツを持つこの街の歴史を知ることができます。周辺は広さ 3 ヘクタールの公園。博物館の古風な建物は 1800 年代のドイツ人入植者の生活を再現しています。敷地内には、モリーノ ハウス、ヘレロ ハウス、墓地など、そのもかにもドイツ風の見どころがあります。
中心街の湖の近くには、町役場とフルティジャール大聖堂 (イグレシア インマキュラーダ コンセプチオン) があります。可愛らしい木製の白いファサードと黒い塔が特徴です。茶色い入り口をくぐると、身廊の白い天井に金色のアーチが目を引きます。
コフラディア ナウティカ デ フルティジャールのヨット クラブを見学するのもおすすめ。色々なボートをじっくり鑑賞したり、セーリング スクールの授業も見学できます。
この地域の美しい自然を垣間見るには、ロウアー フルティジャールにある エドムンド ビンクラー森林公園に行ってみましょう。33 ヘクタールもの広さのこの森林では、さまざまな植物や木を見つけることができます。
フルティジャールは、年間を通じて雨が多い地域です。12 ~ 2 月は、雨が少なく暖かい季節です。
チリ南部のロス ラゴス地方にあるフルティジャールは、プエルト バラスから北に 13 km、プエルト モントからは北に 48 km の場所に位置します。チリの首都サンティアゴから、フルティジャールの小さな空港まで国内線が発着しています。
フルティジャールの景色と音楽は、旅行の後も長く記憶に残ることでしょう。