セブ メトロポリタン大聖堂はどっしりと安定感のあるスペイン植民地時代の建物。17 世紀から 20 世紀にかけて建設されました。フィリピンのカトリック教徒にとって最も重要な教会のひとつです。教会前の広場に立つ聖者の像が見応えがあります
広々とした赤レンガの広場でのんびりと過ごしたり、壮麗なファサードを写真に収めたり。三つ葉模様のペディメントは花の彫刻で飾られ、その上に十字架が立っています。柱が対になってあちこちに施されているのは、大聖堂の建設初期の意匠です。鐘楼からは鐘の音が鳴り響きます。
ファサードの中央に壮麗な「聖なる扉」があります。これは 2000 年の聖年を記念して増築され、2009 年にはセブの大司教管区認定 75 周年のお祝いに使われました。この大きな扉などから中に入り、広々とした身廊に進みます。バルコニーの方を見上げると、木製の印象的なパイプ オルガンが見えます。教会内には聖人の彫刻が並び、天井画とあいまって厳かな空気が流れています。
静かな雰囲気の瞑想室には、色鮮やかなステンドグラスの窓があり、聖体が収められています。教会の裏には歴代の司教と聖職者が眠る霊廟があります。ここに埋葬された方々について知ることができます。併設されたお店では、宗教的な贈り物やお土産を買うことができます。
大聖堂の建設は、資金不足のため数世紀にわたって何度も中断され、1900 年代初期にようやく完成しました。第二次世界大戦では連合国軍の爆撃によって一部損壊してしまい、1950 年代に再建されました。安定した造りと分厚い壁は、台風などの自然災害に耐えるための工夫です。
セブ メトロポリタン大聖堂は、セブ市南東部のサン ロケ地区にあります。ジープニーを利用するか、大聖堂近くにはバス停も多くあります。近隣には、サント ニーニョ教会、独立記念広場、セブ大学などの見どころがあります。