コパカバーナ要塞は、リオデジャネイロとグアナバラ湾を望むかつての軍事拠点。現在、敷地内に博物館を擁し、ろう人形や、制服や武器などの貴重な軍用品を展示しています。この歴史ある要塞を見て回った後は、リオ有数の活気ある地区、コパカバーナに繰り出しましょう。
要塞に設置されている 2 台の 305 mm クルップ砲に注目。この大砲で 23 km 先の標的を狙うことができます。他にも、ホッチキス 5 砲身機関砲として知られる速射砲など、さまざまな大型火器が展示されています。海岸警備のために設置された、イギリス製のヴィッカーズ アームストロング マーク XIX 15 cm 砲塔も見どころ。
コパカバーナ要塞は、リオデジャネイロの防衛システムの 1 つとして、20 世紀初頭に建設されました。建設当時は、ラテン アメリカで最先端の要塞と言われていました。鉄メッキの窓や厚さ 12 m の壁など、元の建築の特徴が今も残っています。他にも、衛兵の詰め所や監獄などの興味をそそる部屋が数多くあります。
ブラジルの軍事史を知るなら、敷地内の軍事史博物館へ。複数階のいくつかの広間で展示を行っています。常設展の他、植民地時代や領域侵犯といったテーマによる期間限定の企画展を見ることができます。ブラジルの軍事リーダーに関する展示や、大砲、制服、ブラジル軍の歴史に関する写真やその他の品々をじっくり見て回りましょう。
併設のバーやレストランでは、近接しているコパカバーナ ビーチを眺めながら、軽食を食べられます。この有名なビーチは、のんびりくつろいだり、日光浴や海水浴、ビーチ バレーを楽しんだりするのに最適。要塞を数時間見て歩いたら、ビーチの海が見えるバーでお食事はいかがでしょうか。生ビールを片手に、フェジョアーダというブラジル名物の煮込み料理を召し上がれ。
コパカバーナ要塞は、コパカバーナ ビーチの南端にあります。リオデジャネイロ - ガレオン国際空港から 26 km の場所です。閉館日は月曜日。その他は 1 年中開館しています。高齢者および学生には割引料金が適用されます。
コパカバーナ要塞はリオデジャネイロを代表する観光名所。歴史が感じられる軍事展示や、リオデジャネイロのすばらしい景色が楽しめるスポットです。