ブンダラン HI (歓迎の塔) は、ジャカルタ市街地を象徴する印象的なランドマークです。待ち合わせ場所として人気で、デモの定番の集会場所でもあります。1962 年開催の第 4 回アジア競技大会の参加選手たちを歓待するために建造されました。大会開催地となるジャカルタ市内の景観美化計画の一環だったのです。現在では、何百万人もの観光客を歓迎するこの町のシンボルとなっています。
高さ 30 m の台座に屹立するブンダラン HI は、華麗な噴水の中央にそびえています。頂点には、手を振る男女の高さ 7 m の銅像が乗っています。女性が左手に持つ花束にも注目してください。このモニュメントの制作を手がけたのは、国内有数の彫刻家エディ スナルソ。ジャカルタの元副知事ヘンク ンガントゥのスケッチを元に設計したと言います。
噴水の周囲には、モザイク模様が美しいタイル貼りの歩道が敷かれ、この記念碑を間近で見上げることができます。暑い日には、水に足を浸す人々の姿も見られます。みごとにシンクロする噴水ショーは必見。夜にはまばゆいイルミネーションが点灯されます。
一帯が歩行者専用となる日曜日に訪れるのがおすすめ。早朝から昼前まで、記念碑を通るタムリン通りとスディルマン通りが車両通行止めになるのです。地元の住民や観光客と一緒に、サイクリングやジョギング、スケート、散歩を楽しみましょう。屋台で現地のグルメを味わい、大道芸人のパフォーマンスも満喫できます。
ブンダラン HI は、中央ジャカルタ市のメンテン地区にあるブンダラン ホテル インドネシアの環状交差点に位置しています。公共バスが、徒歩ですぐのタムリン通りに停車します。中心街にあるため、その他の観光名所を回るスタート地点としても最適です。近接するグランド インドネシア ショッピング モールでは、思う存分買い物を楽しみましょう。メナラ BCA タワーの 56 階にあるレストランで、夕日に染まる素晴らしい市街地の景色を眺めながらカクテルを堪能するのも一興です。
