キャピラノ吊り橋公園の木々のこずえの間を歩き、キャピラノ川に架かる全長 137 メートル、高さ 70 メートルの細いつり橋を渡れば、最高のスリルを味わえます。
この吊り橋は 1889 年、スコットランドの土木技師、ジョージ・グラント・マッケイが自分の森林地へ通う手段として架けたものです。当初は杉の板と麻のロープで作られた、今にも壊れそうな橋でした。その後、ロープは、平均的な体格の大人が 1300 人乗っても耐えられるほど、丈夫な鉄製のケーブルに付け換えられました。
散策するときは、ぜひクリフウォークのプラットホームを歩いてみてください。クリフウォークはこの公園で一番新しいアトラクションで、花こう岩の崖から大きく張り出した吊り下げ式の遊歩道を歩いていきます。北米西海岸ならではの温帯雨林の中を進むと、眼下には渓谷が広がり、まるで空中に浮いているかのような絶景が楽しめます。
遊歩道には展望台がいくつか設置されており、一部は足元がガラス張りになっています。そのため、見下ろせば、木々のてっぺんがすぐそばに迫る、素晴らしい景色が広がっています。 ツリートップ アドベンチャーは、米松の木から木へと渡されたたくさんのつり橋や遊歩道が自慢のアトラクションです。米松はいかにもどっしりとした巨木で、地上 30 メートルの高さにまで成長するものもあります。
空中散歩を堪能したら、今度は地上で楽しみましょう。公園には地上でも楽しめるアトラクションが盛りだくさんです。中でもおすすめは、温帯雨林を散策するガイドツアーとファースト ネーションズ カルチャー センター。この民俗資料館では、この地の自然に根差した先住民の文化が紹介されています。トーテム公園もぜひ訪れたい観光スポットです。色鮮やかなトーテム ポールが立ち並ぶ、興味深い場所です。ここに並ぶトーテム ポールは、1930 年代、ファースト ネーションズ (先住民族) が、つり橋の所有者から誘いを受け、つり橋近くにトーテム ポールを持ち寄って飾ったのが発端です。今も当時の状態が保たれています。
キャピラノ吊り橋公園には広い駐車場があります。シャトルバスも多くのホテルやバンクーバーのさまざまなエリアから運行されているので、とても便利です。